- 正社員
- 薬剤師
- パート・アルバイト
薬剤師はさまざまな働き方が出来ます。

薬剤師としてどう働けばいいのだろう…。派遣やアルバイトでも良いのかな…
このように悩む薬剤師さんに、社員・派遣社員・パートアルバイトを体験した私の薬剤師転職体験談を記事にしていきます。
読んでくださる方が、少しでも参考になることを願っています。
【社員】ドラックストア薬剤師として3年間勤務
私は大学を卒業後、大手ドラッグストアに入社しました。勤務期間は3年間です。
この会社はドラッグストアのチェーン展開を基盤としつつ、調剤薬局の併設や在宅医療にも力を入れています。入社後は店舗にてOTC業務に従事しました。
会社全体で人員不足の問題を抱えていました。次第に勤務時間は伸びていきます。開店から閉店するまで、14時間以上勤務が当たり前になっていました。しかも残業代も出ない…。
【社員】調剤部門への異動、仕事量がさらに増える
入社8カ月が経った時、会社から調剤部門への異動を命じられました。OTCでの経験を十分に積むことができなかった思いが強く不服でしたが、もちろん断ることは出来ません。
調剤部門への異動で状況はさらに厳しくなりました。数ヶ月でさまざまな業務を任されることになります。
- ワンオペ薬剤師勤務
- 調剤事務も無し
- 研修担当
- 薬局長候補
これらを担うことになり、その後は新人教育や在宅医療担当などの話も出てきました。業務量に偏りがあり、精神的なプレッシャーや会社への不信感が高まっていきました。
ワンオペ勤務では、食事やトイレの時間もまともに取れないこともざらです。毎日残業&体調が悪くても休めません。
「このままいったら体がもたない…」
会社に勤めている限りはこの体制は変わらない。変えるなら自分自身の環境だろう…ということで転職を決意しました。
【パート】薬剤師として転職活動

正社員薬剤師では…どこも同じではないか…
と不安に感じた私は、パート薬剤師として転職することを決めました。
パート勤務でしたので簡単に採用が決まります。実際に働いてみると、私が望んだとおりとなりました。
パート薬剤師の良い点
- 薬剤師業務だけやればOK
- 勤務時間もしっかりと守られる
- 休みの希望がとおる
- 急な欠勤にも柔軟に対応してもらえる
とても働きやすかったです。正社員薬剤師として「きついな…」と感じる方にはオススメする働き方です。子育てしながらも出来るのもGOODですね。
また、時給相場が2000円以上で高水準となっております。正社員と比較すると当然給与は下がりますが、満足できるラインでは無いでしょうか。
【派遣社員】友人の話をきっかけで派遣薬剤師になる

パートで働いているの?だったら派遣社員(薬剤師)のほうが良いよ!
派遣薬剤師をやっている友人から言われました。「なるほど…派遣薬剤師で働く方法もあるのか…」と実際に調べてみることにします。
派遣とパートの違い
- 求められる仕事は契約社員のほうが大きい
- 給料は派遣社員がだんぜん良い
- 時間の融通が利くのはどちらもいっしょ
これらのことが分かりました。
「勤務体制が変わらないのなら派遣社員が良いかも…」
パート勤務に不満はなかったのですが、派遣薬剤師への転職を決意しました。
転職活動はどういう行動をしたのか?
社員→パート→派遣社員
転職を2回したことになります。

どういう転職活動をしたのか?をお話します
【薬剤師転職】社員からパートへ
1度目の転職はパート求人の情報収集をしました。
- 時給
- 募集内容
- 仕事内容
この3つを入念に調べました。
社員勤務は3年経過したら辞めようと思っていましたので、その2カ月程前に転職エージェントに登録しました。
有休消化は2週間ありましたが、連続しては取れませんでした。勤務しながら休みの日に面接、という形で転職活動です。
転職活動を始めて1カ月で3社を面接、ありがたいことに3社とも合格。その中のひとつを選んで、転職先が決まりました。
【薬剤師転職】パートから派遣社員へ
2度目の転職活動も、パートとして勤務しながら行いました。
派遣薬剤師サイトに登録をして、登録後に担当者と面接・時給、勤務時間、勤務地など、細かな希望条件をリスニングしてもらいました。
派遣先は退職1カ月前くらいからしか交渉ができないとのこと。パート勤務の退職日を決めてから、候補を探してもらいました。
希望条件をもとに担当者が候補を提示してくれましたが、5件はあったと思います。かなり多いのではないでしょうか?
いろいろ検討して、そのうちのひとつに勤務が決まりました。期間はわずか3週間ほど、あっという間に転職活動が終わりました。
転職するときの感情はどうだったか?
時間も今までよりゆとりを持って働くことができると分かっていたので、転職にはとても前向きでした。社員時代の過酷な働き方を知っていたからか、両親や友人も背中を押してくれていたので心強かったです。
「転職活動そのものをどうやったらいいのか?」という不安はありました。しかし、エージェントが全て流れを説明し、丁寧に指示をしてくれたので、その不安はすぐに解消されました。
パート転職の際には
- 転職先候補の選定
- 面接日時の設定
- 採用合否の連絡
- 合否を受けての返答まで
全てエージェントを介してやってくれました。派遣登録も候補の提示、勤務までの手続きなど全て担当者がやってくれます。仕事をしながらでもストレスなく転職活動ができました。
派遣薬剤師に転職してどうか?

現在も派遣薬剤師としての勤務を続けています!
「時間の融通が利くこと」が理想だったので安心しています。残業もないため、プライベートのスケジュールを組みやすくなりました。
勤務内容についても『社員であるがゆえの仕事』というものがありません。薬剤師業務に集中することができるのが良い点です。
また、派遣社員の特権として、他の勤務先と掛け持ちすることもできます。全く違う内容を同時に経験が出来ます。実際に、以前から興味があった分野を掛け持ちしていた時期もありました。
時間のゆとりができたことで、体をしっかり休めることが出来ています。プライベートの時間も充実させることができました。
メッセージ
薬剤師として働くにはどれが良いのか?
あなたが大事にしたいことによっても違うと思います。
- 社員(給与が大事)
- パート(気楽さ、プライベートが大事)
- 派遣社員(その中間)
3つ経験してこんなイメージを持ちました。
自分の状況について不満があるのであれば、まず希望を明確にしてみてください。転職だけが解決策ではありません。ですが、転職することで理想の自分に近づけるのであれば、まず一歩踏み出してみてください。
行動してから決めても、遅くはありません。転職サイトをのぞいてみるなど、小さなことからでもいいので、前向きに行動してみてください。