「いよいよ転勤か…」
決まった後はやることがたくさん。引っ越しはもちろん、職場が変わるので苦労も多いでしょう。
忘れがちだけど意外と大変なのが「子供への対応」です。転校をどう伝えるのか悩む親はきっと多いはず。
「うちの子供は転校をどう思うんだろ…」
これは直接聞いても本音は聞けません。
小学生の高学年〜中学生は難しい年頃ですので、本音100%とはいきません。
大げさかもしれないけど転校は人生の転換期です。僕自身がそうでした。「大丈夫だよ」とふるまっていたけど、それは強がりでした。子供の本音はなかなか引き出せません。
子供のときを振り返り…
「子供は転勤することをどう思っているのか」
「まだ先だけど子供がいる&今後転勤する可能性がある」
そんな方へ記事を書きたいと思います。
子供は転勤をどう思っているのか?
一言で…ショックです。
衝撃、信じられない、理解できない。
そんな感情です。
父から転校のことを聞いた夜は、20年前のことですが今でも忘れられません。
「これは夢かな?明日起きたらウソにならないかな…」
と思いながら毎晩眠りについていました。
黄帽子かぶってランドセルしょって、幼馴染と石ころを蹴りながら通学。6年ともにした先生から授業をうけて、休み時間はドッジボールでワイワイして。
席替えで運良く近くになった初恋の女の子、内気なのでなかなか話せないけど、これからも同じ中学に行くんだろうなと当たり前に思っていた。
そんな気持ちとは裏腹にカウントダウンが進みました。クラスメイトには転校のことが伝えられ、お別れの色紙が裏でまわっています。机の下にあるのバレバレだって(笑)
感情も出せずに泣くこともなく、その日はきました。小学生って強気なところがあって「大丈夫大丈夫」と周りには見せなかったけど、ただただ悲しかった。
今はスマホ(LINE)があり連絡はとりやすく、昔とは違うかもしれません。ですが、幼馴染みや、初恋の人と離れるのはとにかくつらいことです。
大人になった今でも言えます。どんな彼女と分かれるよりも、あのときの別れが人生で一番寂しかった(笑)
親は寄り添ってあげることが大事
20年前の体験談ですが…まだ鮮明に覚えています。6年生だったので、いろいろ理解はできるけど、なかなか転勤という事実は受け止められないものです。
大人にとっては「違う土地にいくんだね」くらいしか思わないですけど、子供にとっては社会は狭いもの。今いる先生や友達が全ての存在。奈落の底へ落とされる感覚になります。
両親がすごく優しかったのが救いでしたね。最後の思い出づくりにと、週末には好きな場所に連れて行ってくれました。「転校なんてたいしたことないから!」なんて理解のないことは言いませんでした。寄り添ってくれていたと思います。
避けたほうが良いのは、次の土地への希望を語ること。ここにいったら「この遊園地行けるね」などは言わないほうが無難です。そう簡単には切り替えできるものではありません。現状で精一杯ですからね。北海道や沖縄なら別なのかもしれませんが(笑)
転勤が多くて良いこともあった
大人になってからは転勤族で良かったと思えることもあります。
まず社交的になったこと。もともと内気で人見知りでしたけど改善されました。転校生は殻にこもってなんていれませんからね、自分から話しかけないと友達は出来ません。
高校、大学、社会人と出会い別れは続きますが、転校生にとっては苦ではありません。他県に進学したときも、社会人になったときも人間関係は苦労しませんでした。
その影響か知らないおじさんに話しかけられても、友達のように話すことができます(笑)
転勤がない仕事への転職もあり
転校生同士つながるもので、いろいろなケースを見てきました。僕の場合は数年に1回だったんで、さほどダメージはなかったですけどね。ひどいのは1年ごとに学校が変わる、て子もいました。アニメで見るサーカス団の子供のようでね、かなりかわいそうでした。
いろいろ苦しんできた僕も…
転勤がある企業に勤めています。
あんな思いをしたのに不思議なものです。
今は夫婦ふたりだけなんで良いですけど、子供ができたら転勤がない仕事への転職も考えています。あの思いはね、正直させたいとは思いませんしね。単身赴任もつらいだろうし。
子供が生まれたので転勤なしの仕事に転職しました。
転勤なし企業にチェンジ成功
子供ができたので転勤なしの会社へ転職しました。出産までは先ですけど、今しかないかと思って決断しました。産まれたら時間だけがただすぎていくと思って^^;
ずっと同じ仕事、職場にいるとその環境が当たり前に思えてきます。みんな転勤をしているからそれが普通だ、みたいな。赤信号みんなで渡れば怖くない、と同じ理論です。
「どの企業も転勤あるよねー」と勝手に思い込んでましたけど、全然そんなことなかったです。もっと早くいろいろ仕事を見るべきでした。
・子供が生まれる前に転勤なしにしたい
・もう子供がいて転校させたくない
という方
他の仕事も見ておいたほうが良いです。ホントは今の仕事を続けるのがベストですけどね、選択肢を持っておくことは大事。「この仕事を続けるしか無い…」と周りが見えなくなるのはまずいです。
僕の場合は妻が妊娠する前に転職活動を始めてました。転職活動といっても書類応募する、面接に行くといったことではなく求人情報を集めてました。
有名なところではリクナビNEXT ですね。
大手のリクルートが運営しているサイトなので、とにかく求人が集まってきます。自分が希望する条件にチェックしておけばメールが届くし、自分で検索することが出来ます。
まだ転職する気がなくてもオススメです。5分で完了&無料です。登録サイトなので電話もかかってこない!(けっこう大事)
そのため気軽に使えます。求人情報を集めて感度をあげておくのは重要ですね。
子供ができるとやることは増えるし、奥さんはつわりで大変だし。心の余裕がなくなり気づくと出産。そして「いつか考えよ…」となあなあに。事前に準備しておくのが肝心です。
ですので、リクナビNEXTに登録しておいて損はないです。
僕はこだわり条件を「転勤なし」で設定していました。
いろいろ使い勝手が良いので試してみてください。
仕事を変えられない人も多い
様々な事情で仕事を変えられない場合も多いはず。転勤は避けられない。そんな時はとことん子供と向き合ってください。
職場が変わってストレスが溜まると思いますが、子供はもっと大変な思いをしているはず。「子供は勝手に友達ができる」「若いから環境になれる」というのは間違いです。
家に帰ったらいろいろと話しを聞いてあげてください。週末にはその土地の観光地に連れて行ってあげてください。不安な気持ちも少し和らいでいくはず。
この記事が参考になれば幸いです。