未来が無い会社におさらば!あなたは大丈夫?重要な人材がごっそりいない会社を辞めた体験談

会社に未来がない

「新卒入社して4年半」

 

ふつうに考えれば仕事にも慣れてきて、一人前として活躍し始める時期では無いでしょうか?ですが、私はこの一番良い時期に「退職」を選びました。

 

どうして辞めるのか?

「会社に未来がなかったから」です。

 

「会社に未来がない」はどういうこと?

  • 業績が落ち込んでいる
  • 業界全体が沈んでいる

会社に未来がないと感じるのは、このどちらかが一般的かと思います。

 

私が感じたのはこれとは別です。「重要な人材がごっそりいないこと」です。会社はほとんどが50代。30代、40代の正社員が圧倒的に少なく、ほとんど存在していません。

 

「50代でもバリバリ働いてくれればよいのでは?」と思う方もいると思いますが、5年後、10年後、知識・経験を持った人材が軒並みいなくなってしまいます。会社の雰囲気が一気に変わることを意味しています。

 

中には、ベンチャー企業(社員全員が若い)に勤めている方もいるでしょう。それとは話が違うのです。もともと抱えていた顧客、そして仕事があります。ベテランだから出来た付き合い、仕事内容があります。それが大きく変化してしまうのです。

 

なぜ30代、40代が抜けているのか?

 

社長が当時70代で跡継ぎなし。その年齢にも関わらず変わりなく社長業をこなしていました。

 

もともとは小さな会社、社長が一代で立ち上げて拡大していきました。その時に支えていた社員が、60代社員(定年済)、そして残っている50代社員です。

 

その固定されたメンバーで会社を大きくしていったのでしょう。その次の世代が入るべき年には、全員が働き盛り。未来のことは考えていなかった。それが次第に社員が高齢化していき、慌てて現在の20代を採用した。そんなところが実態だと思います。

 

定年間近の部長【58歳】にしか分からなかった仕事

 

どれだけこれが危険で未来の無いことか、私の体験談をお伝えします。

 

勤めていたのは中小機械メーカー。自社製品を卸向けに製造する企業となります。私は営業マンとして、BtoBで会社へ自社製品を販売していく仕事です。

 

全社で社員200人ほど。支店がいくつかあって、さらに部署が分かれるため、同じ部署は5~6人しかいません。ただでさえ少ない30代、40代の社員が各地に点在することを意味しています。

 

結果として、各部署の課長や部長は経験豊富な50代後半がメインになってきます。経験値があまりに豊富なため、その部署の決断は全てお任せ。他部署が相談にくることさえあります。

 

私「お客様からクレーム発生!担当部署に相談をしよう」

担当部署「これは……分からない」「スタッフ全員に聞いたけどダメ」

私「……(担当部署なのにやばいじゃん)」

担当部署「これは部長(58歳)なら分かるかも」

 

部長に聞きに行って

  • 「あぁ分かるよ。これはここをこうだから……」
  • 「クレームじゃなくて使い方の問題なんだよね」
  • 「20年前に1回同じケースがあったから知っていた」
  • 「これを会社でも知っているのは数人しかいないよ」

 

部署全員が悩んで分からなかったことを、たった一人の部長が解決しました。「すごい」という感想よりも、唖然とした気持ちの方が大きかったです。

 

問題にならずに済んだからいいものを、この部長がいなくなったら誰にもわからなかったわけです。それを想像するとゾッとしました。この部長は58歳。2年したら定年です。

 

その下には50代の課長、20代が2、3人いるだけです。あと2年でその人が培った経験は会社の財産とならず消えてしまいます。このような出来事が各部署毎に、日々発生しているのが現状です。

 

「この会社…5年後やばいでしょ」

そう思うのに時間はかかりませんでした。

 

56歳ベテラン社員の「鶴の一声」

 

最近ではこんなエピソードもありました。

 

私が必死になって取ってきた仕事。それはこれまでに獲得した案件の中でもかなり大きなプロジェクトになります。これを成功させるためには、納期、品質の管理をこれまで以上に力を入れなければなりません。そのため、各部署の社員に声を掛けプレゼンを実施しました。

 

目的は【2つのこと】を共有化させる事でした。

  1. 案件の大きさ、重要性を理解してもらう。
  2. 納期、品質管理に今まで以上に力を入れて実施してもらう。

 

「みなさん、よろしくおねがいいたします!!」

 

自分が取ってきた仕事だったこともあり、熱を持ってプレゼンへと臨みましたが…。集まったのはたったの10名。しかもまともに聞いてさえくれません。

 

社歴4年程度、経験が浅い私の言葉は彼らには届きません。せっかく取ってきた仕事ですが、思いを共有する事は出来ません。そもそも、声を掛けてもプレゼンを聞きにこない人もたくさん。

 

「悔しい…」

「私が若いからどうしようも出来ないのか」

そう限界を感じていました。

 

その時、これを見かねた同僚が手を差し伸べてくれました。同僚といっても社歴30年の56歳ベテランです。このベテラン社員はペーペーの平社員です。仕事が出来ないのではなく、管理職を拒否した。生涯現場で生きることを選んだのです。

 

そのベテラン社員が後日、改めてプレゼンを開いてくれました。「あいつが、またこないだのプレゼンやるから聞いてくんない?」と言って回ってくれたそうです。

 

普通に考えたら同じプレゼンを2回やることは有りえません。生産性も無いし、それにみんな忙しいし。なかなか取り合ってくれないものです。

 

ですが、2回目のプレゼンは30人の社員が集まったのです。前回の3倍です。まさにベテラン社員の鶴の一声で集まってくれたのです。結果、私の思いは伝わりプレゼンの目的は達成しました。案件も納期・品質ともにクリアしプレジェクト成功することができました。

 

若手の声は届かない

 

……と、ステキな成功体験のように思っていました。

 

ですが、その裏で考えさせられたことは、50代社員の影響力は凄まじいということ。若手の声は届かないのです。

 

すごい能力を持った50代社員ですが、5年後には定年で会社を去ります。そうなると他部署に影響力のある人材がいなくなります。20代で他部署を動かそうというのは少し荷が重く、本来30代、40代がそういう立場にいて他部署とやりとりをしていくのがベターです。

 

「やばいんじゃない。この会社……」

そう危機感を覚えました。

 

30代、40代社員の重要性

 

すでに書きましたが、このような不満が積もっていき、会社に未来を感じなくなります。その結果として退職を選択しました。

 

現在は同じ営業マンとして転職して、違う会社に勤めています。ここには「私が求めていたふつう」が存在していました。重要ポジションは50代が勤めているが、管理職は30〜40代で会社を引っ張ってくれています。

 

私は現在27歳ですので、10年も経験をつめばその年齢を迎えます。もっとも油がのっている時期と言えます。社会に揉まれ知識と経験を積み、自分で判断できる幅も広がり、仕事に面白みを感じるようになると聞きます。

 

その経験は、その下の年代に引き継がれ、また引き継がれを繰り返す。川のように自然な流れがあることで会社が成長できるのだと思っています。ここがすっぽ抜けていたら未来も何もありません。

 

ネット転職という選択肢を持つべき

 

「未来が無いと感じた会社」を退職して3年という節目を迎えました。

 

現在も会社に残っている(当時の)同僚に聞くと、やはり会社は大きく変わってきているそうです。

  • 社長が70代後半で指揮が取れなくなってきている
  • 50代後半社員が大量に定年
  • 20代後半〜30代前半への負担が大きく離職が増えている

 

予想した通り、ひずみがきているのでしょう。古巣ですから上手くいくことを願っていますが、今後ますます苦しくなっていくのが目に見えています。

 

「あなたは20代〜30代ですか?」

「昔の私と同じような状況ですか?」

 

 

もしそうであれば「辞める」というのも立派な選択肢だと思います。今すがっている場所はたくさんある会社の中のたった1つでしかありません。

 

泥舟に乗り続ける時間も気力ももったいないです。時間がすぎるのはあっという間、40代や50代になってしまえば、そこから脱出するのがより難しくなるでしょう。

 

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最後に

 

 

 

「あなたの勤めている会社が未来があるか」

 

人材を見て、バランスを見て、ぜひ判断してみてください。今はどれだけ調子が良くても10年後には必ずひずみが生じているはず。事業縮小しなければいけない状況もありえます。慎重に見極めて行動してみてください。