生理痛の辛さを分かってもらえず…社内イジメにあって仕事を辞めました。女性職場でも安心できません…。

人間関係

私が高校卒業後すぐに就職をしました。いじめ被害にあって退職したこと、嫌になって転職したこと、その話をさせてもらいたいと思います。

 

もし、職場で辛くて悲しい思いをしている。転職を悩んでいる。そんな方の背中を押すことが出来ればいいなと思い、記事を書く事にしました。

 

女性職場だから安心できると思った

高校時代バイトの経験はありましたが、社員として働くのは初めてです。どんな所で働こうかたくさん悩みました。最終的に選んだ理由は「女性が多い職場」です。

 

人見知りのため、女性同士なら話しやすそう。安心して働けそうと考えました。そんなことを考えて、面接に行った事を覚えています。

 

始めは本当に良い職場だと感じました。とてもアットホームな雰囲気、先輩たちはとても優しかったです。私に仕事を教えながらも、自分の仕事をテキパキこなす姿勢。「私もこんな風に仕事を出来るようになりたい」と思っていました。「良い職場に入った!」と嬉しく思いました。始めのうちは…。

 

生理痛で早退!そこから地獄が始まった

私がしていた仕事は検査です。本当に本当に小さな器具に問題がないかをひたらすチェックします。肉眼ではっきりと見れないので、業務用の双眼鏡を通して検品します。

 

視力が良い人が、度の強いメガネをかけるとフラフラすると思います。それに近い感覚で、常に乗り物酔いをしている。気持ち悪くなる事がたびたびありました。

 

  • 「みんな始めはそうなるよ」
  • 「私達も経験したから大丈夫」

先輩たちは優しく声がけしてくれました。慣れない感覚に戸惑いながらも、早く慣れようと日々思っていました。

 

入社して始めての生理日がやってきました。生理痛が重い体質だった私にとっては不安でしょうがありませんでした。その不安は的中します。あまりの気持ち悪さと目眩で立っていられなくなりました。

 

横になって休憩をしましたが、貧血状態から戻る気配がありません。上司に許可を取り、早退させてもらう事に。先輩達に何度も謝罪してから、帰った事を覚えています。そこから地獄の日々が始まりでした。

 

陰口や無視が始まった…「生理痛は嘘だ!」

その翌日から陰口や無視をされるようになりました。あまりの変わりように、本当に同じ職場なのかと驚いたくらいです。やはり早退したことが気に食わなかったようです。さらに生理痛の辛さを理解してくれない背景がありました。

 

職場には生理痛が重い人がいなかったようです。「同じ女だから分かる、生理痛だなんて絶対嘘だ!」と決めつけて言われるようになりました。悲しみ、悔しさ、迷惑をかけてしまった申し訳なさ。色々な感情が頭の中を回っていました。

生理日に無理をして耐えた…が逆効果

翌月のその日が来ました。出勤前に薬を飲む。いつでも飲めるように薬を持ち歩く。どんなに気分が悪くなっても絶対に弱音を吐かない。歯を食いしばり業務をこなす。頑張っている姿勢を認めてもらえれば、また平和な日々に戻れるかもしれない。何かに取り憑かれたかのように仕事に没頭しました。

 

しかし、その頑張りは私の意に反して、逆の展開になってしまいました。「やっぱりそんなに辛くなかったんだ」 「嘘だったんだね」と火に油を注ぐことに。陰口は一層ひどくなりました。

 

仕事で分からない事を質問しても無視。それにより仕事が出来なくて怒られる。そのような日々が続きました。意地悪な先輩にトイレで鉢合わせすると追い打ちをかけてきます。「○○さんがこう言ってたよ、悪く言ってたよ」と。そのたびに悲しくて耳を塞ぎたくなりました。気弱な私は何も言えずただ耐えるだけ。

 

辞めたい…でもどうしたらいいか分からない

「若いから根性がない」「ゆとりだ」と心無い一言。どれだけ仕事を頑張っても認めてもらえません。そんな日々はとても苦しかったです。だんだんとストレスが積み重なり体調に現れ始めます。

 

夜疲れているはずなのに中々寝付けない。頻繁に頭痛がおきる。目眩や吐き気の症状が急に出る。その頃から限界を感じて、転職を考えるようになりました。しかし、初めての職場と言うこともあり「これで辞めて良いのか」と判断が付きません。

 

「どこへ行っても同じなんじゃないか…」とただただ悩むだけの日々。まだ年齢も若く、社会経験も無く、どうしたら良いか分からなかったのです。

 

ついに限界…病院に行く、退職決断

不眠症でほとんど寝れない日が続きます。疲れもろくにとれていません。業務中にあまりの目眩と吐き気に耐えられなくなり、思わず座り込んでしまいました。その時の先輩達は、とても冷たい声で「また?」 と言っていました。辛くて、悲しくて、悔しくて涙が出たのをよく覚えています。

 

休みの日に病院を受診、ストレスからくるものだろうと言われました。「このままでは体調が治らない」「もっとおかしくなってしまう」と。私はやっと転職を決意しました。

 

なかなか判断がつきませんでしたが、医者から言われた言葉はそっと私の背中を押してくれました。上司に退職を伝え受理。辞めるまで残り約1ヶ月間です。最後になるので、ただひたすら無心に頑張りました。

 

辞めるとなってからは1段と酷い仕打ちを受けました。とても辛かったですが、もう少しで終わると思えた分全然マシ。全ての仕事を終えて、何の未練もなくきっぱりと辞めました。

 

終わった時には体や心が解放されたように、すっと軽くなった感覚がありました。「辞めて良かった」「決断して良かった」と心の底から沸き上がってきました。

 

転職して良かった!ただそれだけを思う

3ヶ月ほど休養した後、別業種へ転職をしました。新たな職場になってからはこれまでの問題が解決。目眩や吐き気に襲われることも無く、夜もぐっすり眠れるようになりました。ずっと疲れている重たかった体もみるみる元通りに。

 

仕事内容は大変ですが、あの時より辛いと思う事も一度もありません。どうしてもっと早く転職を決断しなかったのかと思うほどです(笑)

 

今でも あの職場での事を思い出すと辛くなります。あの時こうしていれば、ああしていればと後悔する事が沢山あります。ですが、転職を後悔した事は1度もありません。ですので、これで良かったのだと思います。逃げて良かったと。

 

辛いだけの職場に耐えて頑張り続ける。それもいつか限界はきます。それなら少しの勇気を出して一歩を踏み出す。新たな場所で頑張る方がよっぽど良いです。私は経験から学びました。

 

転職と大きい出来事に感じると思います。ですが、その決断は自分のために必要な時があります。私はそう考えています。新たな一歩は大人になっても恐い事です。むしろ、大人になればなるほど恐い事なのかもしれません。

 

ですが、逆風から守れるのは自分だけなのです。ならば壊れてしまう前に自分を助けてあげてください。職場で辛い思い、悲しい思いをしている人がいるのなら、そう伝えたいです。