女性がパチンコ店で働くのはどうなの?14年勤務で役職にまで昇進!女性目線でパチンコ店での仕事についてお話します

接客業

「パチンコ店で働くこと」に抵抗を感じる方は多いでしょう。ましてや、女性となるとなおさらです。

  • 音がうるさい
  • たばこの煙で空気が悪い
  • 怖そうな人がたくさん

 

ネガティブな印象がつきまとってしまいます。ですが、これは過去のイメージにしかすぎません。十数年で業界は大きく変わっています。そして、女性が働きやすい職場へと変わりつつあります。この記事では【女性ならではの目線】でパチンコ店の仕事を紹介していきます。

 

筆者はどんな人?

松田(仮名)

女性

大手パチンコ店勤務

36歳/14年目/役職(マネージャー)

 

はじめまして、松田と申します。女性としてパチンコ店に勤務して14年です。

 

キャリアスタートは22歳です。パチンコは見るのもやるのも初めて。右も左もわからないけど、とにかく時給が良いという理由だけでアルバイトを初めました。

 

アルバイト先の店長は「女性」でした。女性店長はわずか1%しかいません。店舗が100近くある中で当時ではただ一人の女性店長です。

 

「カッコいい…」

 

バリバリ働く女性店長を見て、私もこうなりたい。いつか店長を目指したいと考えるようになりました。中途試験を受け、社員へと昇格。

 

数年後には役職試験に合格し、現在の地位となっています。3年以内には店長試験を合格し、私も女性店長の仲間入りを果たすつもりです。

 

パチンコ店での仕事は?女性にとっては?

アルバイト/一般社員

仕事は接客だけ!男性も女性も変わりません

 

入社する時はアルバイト、もしくは一般社員となります。仕事内容は「接客だけ」と考えていただいて大丈夫です。細かい作業はもちろんありますが、9割は来店したお客様の対応をする仕事です。

 

男性、女性は半々くらいで在籍しています。意外と力仕事が少ないため、女性問わず働きやすい仕事になっています。

 

役職(マネージャー)

店舗を支える縁の下の力持ち的存在、店長代理という立場

 

一般社員として接客を学んでいく。並行してパチンコに関する基礎知識をつけていくと、いよいよ次のステップが見えてきます。

 

人・物・お金・情報の管理が主な仕事になる役職(マネージャー)です。一般社員時代は接客が主でしたが、役職になるとほとんど接客はしなくなります。店長の右腕として様々な仕事をこなしつつ、部下(一般社員)の教育をしていきます。

 

役職の仕事は?女性はどう?

 

役職の仕事内容について、いくつか例をあげます。

  • お金の管理
  • 台のメンテナンス
  • 書類の作成
  • チラシ、ホームページ等の作成
  • アルバイト、一般社員の教育

仕事はたくさんありますが、その全てを一人でこなすわけではありません。

 

チラシ、ホームページ作成 →私が担当

台のメンテナンス →男性役職Aが担当

書類の作成 →男性役職Bが担当

私はデザインや広告を作ることを得意としており、店舗に係る販促を担当しています。得意といっても入社してから学んだことだけです。男性役職にはない女性目線での仕事が出来る点でも褒められます。

 

意外ですが…

女性だからこそ出来る仕事がたくさんあります。

 

紅一点という言葉がありますが、それは見た目だけの話ではなく仕事面でも有効です。男性が手がけるセンスの悪い作成物を修正したり(笑)女性アルバイト、女性社員のケアをしたり。

 

女性だからこそ求められる仕事が存在します。誰かに必要とされるのは長く続けられる仕事ということでもあります。

 

パチンコ店の給料はどう?

私の場合

  • 一般社員 年収400万円(22〜25歳)
  • 役職   年収500万円(25〜36歳)

 

かなり良いお給料を頂いております。マネージャーでも実績に差があるため年収600万円もいますし、店長で年収1000万超えもチラホラいると聞きます。女性で年収1000万超えはカッコいいですよね。

 

また福利厚生が充実しています。社宅制度があり、全国どこにいっても一律の費用で住む場所、駐車場が提供されます。

 

パチンコ業界全体でも、アルバイトから時給が高い傾向です。一般企業と比較して給料は高めといえるのではないでしょうか。また、学歴や性別、勤務年数よりもとにかく実績勝負といった感じがします。

 

パチンコ店の仕事時間は?残業は多い?

 8:00〜12:00 午前中勤務

12:00〜13:00 休憩

14:00〜16:30 午後勤務

 

仕事は7.5時間労働で、1時間休憩がありました。お昼にまとめて1時間休憩と書いていますが、交代で休憩を取得するため、30分✕2回というパターンでした。

 

アフター5よりも早い時間に帰れます。残業は月20時間程度です。アルバイトの急な休みや、繁忙期は残って仕事することがあります。

 

また、変則勤務シフトが導入されており、残業時間をコントロールできるシステムになっておりました。余裕がある日は半日で帰って、業務内容が多い日に時間を増やすなど、効率が良い仕組みになっています。

 

システムエンジニアになった友人(女性)がいますが、月残業が100時間ほどあったそうです。そう考えると、パチンコ業界は残業が少なく、女性に働きやすい環境だと思います。もちろん企業によって違いはあるものの、(意外にも?)働き方改革が進んでいる業界のため、大きな差はないと思います。

 

パチンコ店の仕事、休日はどう?

 

月8日or9日公休があります。

(月の日数によって変わる)

 

半期で3日間ずつの休日もあり、有給も比較的取得しやすいです。しかし、GW・お盆・年末年始も営業するので、この時期の連休は難しいかもしれません。

 

月によって公休の間隔が違うので、生活リズムを作ることが大変な反面、自由に融通が利くというメリットもありました。どこに行っても空いている平日休みがありがたく感じます。

 

子育てと両立できる?

 

一昔前はとても子育てと両立できる環境ではありませんでした。ですが、だんだんと業界は変わってきています。私は5歳の女の子を育てていますが、仕事と両立できる環境を頂いております。

 

ですが「パチンコ業界であればどの企業でも育児がしやすいか?」というとそうではありません。企業によっても規模や運営年数が違うため、まだまだそこまで手がまわらない企業が存在しているのも事実です。

 

女性が「将来の子育てを意識して就職先を決める時」にもっとも有効なのが、くるみんマークを取得している企業か調べることです。

 

くるみんマークとは?

くるみんマーク

厚生労働大臣が「子育てサポート企業」として認定にした証

 

私が勤めていた会社は『くるみんマーク』の認定を受けておりました。正社員の数は男性が多いですが、パートアルバイトでは女性従業員の数が年々増えており、特に早番帯での勤務では、主婦やシングルマザーの方も多数、勤務されています。

 

そのため、女性が働きやすい職場として理解があります。くるみんマークを取得している以上は、待遇はかなり整っているといえます。

 

パチンコ企業はくるみんマーク取得に積極的!

 

冒頭にも書きましたが、パチンコ業界はイメージが悪いのです(笑)

 

でもその分だけ「イメージを向上したい」という願いが業界共通で存在しています。そこには、女性が働きやすい環境を整えて、人材不足を改善したいという狙いがあるのでしょう。

 

 

※くるみんマークを取得した企業がたくさん出てきます。

 

「くるみんマーク」を取得した会社(私の勤務先)ではこのような制度があります。

  • 産前産後の休暇
  • 生理休暇の取得制度
  • ハローベイビー制度(つわり休暇)
  • 時短勤務制度
  • 片番勤務制度(社員でも早番のみが可能)
  • 産後は1年間の育休制度
  • 出産祝い金

 

私はほぼ全ての制度を使いましたし、使用しやすい環境も整っていたと感じます。

 

「制度はあるけど・・・使った人がいない」

「周りが男性ばかりで使える空気でない」

 

一般企業ではこのようなケースが多いのではないでしょうか?くるみんマーク取得企業はこうならないのが強みですね。妊娠を機に退職する女性は非常に少ないです。

 

遅番は?女性はどう?

 

女性が働く上でネックになるのが「遅番」です。遅番勤務は16:30〜24:00となっています。就業終了時間が夜中になるため慣れないうちはきついですね。

 

「女性は遅番を避けることは出来るの?」

 

答えはNoです。多少は気を使って日数は減らしてはくれますが、女性だからやらなくて良いとはなりません。そして、避けるべきではないと思っています。働く時間に男性や女性は関係ありませんし、嫌なことから逃げていては信用されません。

 

それに女性が活躍する看護師や介護士の仕事は、夜勤(夜中から朝まで)をやるのが当たり前です。命を預かりつつ夜中に働く仕事と比べたら、とても楽なものです。

 

子育て中の遅番は?

 

例外として、子育て中は早番のみ勤務が可能です。

 

これは片番勤務制度という福利厚生によるものです。子供が病気で突然のお休み、遅刻、早退も想定して、早番マネージャーの複数体制、店長の協力も得ることが出来ます。これも「くるみんマーク」のおかげです。

 

パチンコ業界の転勤は?

 

転勤は少なからず存在する業界です。

 

全国規模での展開でしたので、早くて半年、長くて4年くらいのスパンで転勤があります。100%通るわけではありませんが、勤務地の希望を出す事が出来ます。

 

私も東海地方出身でしたが、せっかくなので思いっきり遠いところに希望を出しました。その結果、九州地方に転勤となり、九州各地を周っています。観光した気になれて楽しんでいます(笑)

 

結婚した後の転勤は?子育て中の転勤は?

 

楽しんでいたのはあくまで独身時代の話。

 

結婚して定住したい。あるいは保育園に入れたから転勤したくない。人生のサイクルによって色々と変化していきます。転勤についても融通がきくようになっています。

 

グローバル社員

→全国転勤あり

ブロック社員

→特定エリアで転勤あり

ホーム社員

→転勤なし

 

上記3種類の社員区分をライフイベントによって選択していきます。グローバルからブロック、ブロックからグローバルは変更が可能です。また、単身赴任制度も整えられています。

 

一方で、いくつかの課題を抱えています。ホーム社員は転勤がない変わりに、昇進がなくなります。旦那側に都合を合わせなければならないことが多く、出世欲があっても泣く泣くホーム社員を選択する女性社員が存在します。

 

こういった女性社員のモチベーション向上、不満の解消が今後改善しなければいけない課題となっています。

 

女性がパチンコ店で働くには?

 

「女性でもパチンコ店は働きやすそうだな」と思って頂けたのではないでしょうか。

 

では実際に働くにはどうしたらいいか?

2つの方法があります。

 

  1. アルバイトで働いて社員登用制度を使う
  2. はじめから社員として就職する

 

アルバイトで働いて社員登用制度を使う

 

まずはアルバイトで働いてから、社員登用制度を使って昇進する形です。くるみんマークを取得している大手を選択するのがオススメです。

 

大手はたくさん店舗があります。通勤圏内に1〜2店舗は必ずあります。どのパチンコ店も人手不足の現状ですので、ホームページで募集しているか確認しましょう。例え募集していなくても、電話で尋ねることで面接に進むことが充分にあります。

 

パチンコ店アルバイトは積極的に女性を採用する傾向にあるため、よほど問題(面接に遅刻したり、身だしなみがひどい)がなければ合格します。あとは働きながら自分に合っているか確かめていきましょう。

 

はじめから社員として就職する

 

未経験でも積極的に採用してくれます。また女性社員は積極的に採用傾向にあるため、女性ならさらに有利です。自信を持って応募してみましょう。

 

まずは接客がメインとなりますので、過去のアルバイト経験を生かせば面接は問題ありません。また第二新卒、社会人経験者もふつうに合格します。新卒での採用もほぼ変わらず、特別な試験はありません。

 

もしパチンコ店で働きたいと思ったらネット経由がおすすめ

 

この記事を読んで…

「パチンコ店でアルバイトしてみたい」

「とりあえず興味がある」

と思った女性もいたのではないでしょうか。

 

「とりあえず近所のパチンコ店に応募…」

というのは少し待ってください。

 

私は専門サイトを使ったアルバイト探しをオススメしています。

私が知ってる中で一番オススメなのはアルファスタッフです。



最大手なので安心感があります。

 

「なぜサイトを使うのか?」

それはパチンコ店には独特な世界観があるからです。

 

フランチャイズ飲食店、コンビニと違い、パチンコ店は誰もが使う場所ではありません。となれば、パチンコ店自体もかなり特殊な業界だと言うことです。

 

私が勤めるのは大手ですので一般企業に近いのですが、小さいパチンコ店はまるでガラパゴス状態だとも聞きます。設備、考え、ルール、シフトなど、入社して戸惑うことが目に見えています。

 

その一方で、専門サイトに登録しているホールは中堅以上がほとんどです。スタッフが働きやすい仕組みが整っていると言えます。

 

また、大手サイトが運営しているので、とにかく求人が集まってきます。現在の状況や希望する仕事など相談してみてください。お金はかかりません。完全無料ですので、まずは登録して不満や希望を話してみてください。

 

その中から求人が送られてきますので、興味があるものを選べば紹介してくれます。情報が漏れることはありませんので、周りにバレるといったリスクもありません。

 

面接スケジュール調整も全てコンサルタントが行ってくれます。働きながらだとなかなか連絡が取りづらいし、そうでなくても面倒だと思います。そういった細かい点もエージェントが代理してくれるのが楽ですね。

 

もちろん、相談したから必ず転職しなきゃいけないわけではありません。何かを強制されることはありませんので、とにかく相談してみるのがオススメです。

 

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最後に

 

女性目線でパチンコ業界で働くことについて書きました。

 

みなさんが想像しているよりも実は充実した業界です。そして、貪欲に変わろう。イメージを良くしたいと思っています。結果として、女性が働きやすい環境が整ってきています。

 

「3年以内に女性店長になる」

私の目標です。

 

働き方改革で女性の役職者を増やそうという政府の方針が打ち出されてから、会社も力を入れています。女性社員の絶対数が少ないにも関わらず、女性役職者推薦枠や昇進順位も男女別になっているため、男性に比べるとチャンスは数多くあります。

 

同じ女性として、同じパチンコ業界で働く人が、もっともっと増えて欲しいと考えております。この記事が一人でも多く役立ってくれることを願っています。