
将来は結婚したい!子供も欲しい!でも仕事も続けたい!でも…両立はできるのかな……(不安)
高校時代の私は考えていました。同じようなことを思っている人も多いかなと思います。
- 結婚も子育ても仕事もやりたい!
- 全てを叶えるにはどうしたらいいだろう?
- 両立できる仕事ってなんだろう?
一生懸命考えてたどり着いた答えが「薬剤師」でした。
薬剤師になって5年。この記事では、ママ薬剤師から見た、女性が薬剤師として働くメリットとデメリットを紹介したいと思います。

ついこの前、子供が生まれました♪育休が明けたら仕事に復帰します♪
薬剤師の仕事とは?
薬剤師が働く職場はいくつかありますが、私が選んだのは「調剤薬局」でした。病院で医師が処方箋を書いて、それ通りに薬をお渡しする薬局ですね。薬剤師の中でも一番就職しているところが多い場所です。
仕事内容
- 調剤(水剤の調合、一包化作成など)
- 服薬指導
- 在庫管理
- 商品販売
といった感じです。
調剤はひたすら作業なので、飽きちゃう人もいるみたいですが、作業好きな私にはぴったりの仕事です♪そして、患者さんとの会話もたくさんします。「ありがとう」って言ってもらえるのが嬉しくて、やりがいを感じながら仕事をしていました。
薬剤師の特徴は、なんといっても女性が多い!

女性薬剤師しかいない!男性は店長だけ!というのも多いです。
そのため、女性が働きやすい環境が必然と整っています。
- 妊娠しながら働く薬剤師
- 育休から復帰する薬剤師
- 子育てしながら時短やパートで働く薬剤師
たくさんの事例を見てきました。もちろん、私も産休直前まで大きいお腹を抱えて働いていました。女性が多いので、「妊娠・出産」を当たり前にしないと仕事が回らないんです。妊娠したので辞めます!って人が多いと、どんどん人が減ってしまいますからね…。

一般企業勤めでマタハラで苦しむ方も多いと聞きます…。そういう点では薬剤師は恵まれている環境です。
女性が薬剤師として働くメリット
私が5年働いて感じたメリットはこの5点です。
女性が薬剤師として働くメリット
- 産休育休は当たり前、ちゃんと復帰できる
- 全国どこでも働ける
- パートでも結構稼げる
- 同じ会社で正社員⇔パートの職種転換できる
- 平日に休める
1.産休育休は当たり前、ちゃんと復帰できる
産休育休って法律で定められているので、どこの会社でもあるんですが…。大事なのは「ちゃんと機能しているか?」「休んだ後、本当に復帰できるか?」です。

産休育休とったけど……復帰できる感じじゃないんだよね、辞めなきゃいけないかも…

まじか…。
なんて話したこともあります。
でも、薬剤師であれば大丈夫!薬剤師の多くは女性です。出産でお休みなんてことは日常茶飯事。復帰してもらわないと人が減っちゃうので、会社もしっかり環境を整えています。私も育休中ですが、復帰する気まんまんです。安心して妊娠・出産が出来ますよ♪
2.全国どこでも働ける
結婚すると…
- 結婚が決まった!一緒に住むには引っ越さないと…
- 夫が転勤!〇〇県に引っ越しか…
- 子供が生まれたから、じいじばあばの近くに住みたいなぁ
って感じで、引っ越しを考えることがあります。
薬剤師の良いところは、全国どこでも働けることです。田舎でも病院や薬局は必ずあります。薬剤師として経験があれば、引っ越し先の近くに異動させてもらう。無い場合は転職することで解決します。
といった感じで引っ越しも安心です。

私も結婚するときに滋賀県→千葉県に引っ越しをしました。会社にお願いして千葉支店に異動させてもらいました♪
3.パートでも結構稼げる
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薬剤師パート募集!
時給:2500円~
なんてチラシ見たことありませんか?
「薬剤師=高給」ってイメージありますよね。
(実際はそんなことないんですが、話がそれちゃうのでまたの機会に…)
よくあるスーパーのレジ打ち、事務仕事などは最低賃金が多いかと思います。薬剤師は国家資格だけあって、パート時給は高いです。

正社員はちょっとな…という時はパートへの転身もありです♪週3回に抑えてもしっかり稼ぐことが出来るので、子供を優先する場合は有りな選択肢ですね。
4.同じ会社で正社員⇔パートの職種転換できる
結構多いんです、職種転換する人って。

産休育休を取得。パートで復帰して…子育てが落ち着いたらまた正社員に戻る、という働き方をする人が結構います。
働き方を変えるにしても、同じ会社の中で変えることができるなら助かりますよね。転職すると、今までと違うやり方、初めて会う人に慣れなきゃいけません。新しい環境って、慣れるまで結構ストレスです…。なので、同じ会社で職種転換できるってありがたいです。
5.平日に休める
子育てしていると平日の用事が結構あります。
- 子供の予防接種
- いろんな届け出で役所へ
- PTAの集まり
薬剤師のいいところは平日に休めること!

日曜日+平日どこか1日がお休みです♪
そのため、平日の用事をしっかりこなすことが出来ます。病院に行くから有給とらなきゃ…ってことがなくて、助かります。
女性が薬剤師として働くデメリット
メリットもあれば、デメリットもあります。私が感じたデメリットはこの5点です。
女性が薬剤師で働くデメリット
- 女社会
- 連休が取りづらい
- 学費が高い
- 大学時代はあまり遊べない
- 卒業は早くても24歳
1.女社会
薬剤師は結構な女社会です。なので、ご想像のとおり…人間関係に気をつかうことも多いです。お局様などともうまくやっていかないといけません(汗)

どの職場でもあることなので仕方ないですね…トホホ。。。
2.連休が取りづらい
平日に休みやすいと書きましたが、連休を取ることはちょっと難しいかもしれません。たまに土日定休ってお店もありますが、たいていの薬局は土曜日も空けています。
「夫に合わせて土日両方休みたい」「旅行に行きたいから1週間休みたい」っていうのは、上司に相談が必要となります。
3.学費が高い
薬学部は学費が高いんです!
<大まかな薬学部の学費>
年200万円!!
年200万円×6年間=1200万円
合計で1200万円!!
働きだして、いかに学費が高いか思い知りました…。国公立に入れる偏差値があればいいんですが、なかなかそうもいかず…。学費をどうするかが進学のカギになると思います。お金持ちだ…って友達もいましたが、奨学金をもらいながらバイトをこなす人もいました。

私は親に甘えました…。それでも足りないので奨学金で何とか…て感じでしたね。
4.大学時代はあまり遊べない
大学時代は華!サークルに!合コン!
とはいかず…めちゃくちゃ忙しかったです。
- 1~5限まで講義びっちり
- 中間試験、期末試験
- 実験、レポート
なにかに追われる毎日…。
学費を稼ぐためバイトもしていたので、遊ぶ暇なんて全然ありませんでした。サークルやバイトをがっつりやっている友達もいましたが、ことごとく留年したり卒試に落ちちゃったり…。

6年間は我慢するつもりでね…頑張りましょ(涙)
5.卒業は早くても24歳
薬学部は6年制です。4年制もありますが、薬剤師免許をとれないカリキュラムです。浪人・留年なしで過ごしても「18歳で大学入学」して「24歳で卒業」が最短ルートとなります。
周りの友達が短大や四大で卒業して、結婚・出産していくのを眺めながら、24歳までじっと学生…。正直、子供を産むには早い方がいい!(体力的に)と思っていたので、卒業が24歳っていうのはじれったく思っていました。

それ以上のメリットがあるはず…と耐えていました。
〜未来の薬剤師へメッセージ〜
メリット・デメリット両方書きましたが、圧倒的にメリットの方が大きいです!
- 中学生、高校生で薬剤師に興味がある
- 社会人経験があるも薬学部へ入り直したい

立場はいろいろあると思いますが、女性でしたら薬剤師オススメです!(もちろん男性もですが)
働いて、子供を産んで、改めて「薬剤師になって良かったなぁ」と思うようになりました。出産・子育てをしても仕事を続けることが出来ます。もちろん、仕事もやりがいがあります。
「結婚して子供も欲しい、でも仕事もしたい」って人に、薬剤師はおすすめ!進路に悩んでる子に薬剤師もいいな、と思ってもらえたら嬉しいです。

調剤薬局で働いています!現在は4ヶ月の子供を抱えて育休中♪もちろん復帰します。ドラマ鑑賞が趣味です!