あなたはブラック企業に勤めていますか?
そして、家族を養っていて辞められない状況でしょうか?
私はその追い込まれた状況です。
年齢は43歳、子供が4人もいます。
中学生から小学校低学年まで。食べる量もどんどん増えてきて食費がかさんでいます。これから学費がいくらかかるか…想像したくありません。
職場では、肉体的、精神的に追い詰められています。本音を話すともう辞めたい、逃げ出したい。でも家族がいるから出来ません。
あなたはどうですか?
- ブラック企業でつらいけど逃げ出せない
- 何十年も働くことを考えると絶望しかない
あと20年も働くことを考えると…ぞっとします。私の体験談を記事にしていきます。
1日12時間!肉体労働が体にこたえる
私は24時間稼働している製造工場に勤めています。中途入社で、今年で12年目になります。昼勤と夜勤の班があり、隔週で交代となります。
1日の労働時間は12時間です。
若い時はまだ頑張れましたが、40を超えたあたりから疲労がとれなくなりました。体力の衰えとともに、辛さが増す毎日です。
年数を重ねるにつれ、会社全体が見えるようになりました。それで分かったことは、ブラック企業であること。古株社員がどうしようもないこと。
不信感は年々増していきました。
私の仕事は12時間勤務には変わらないのですが、他社員が作業しやすくなる「切り替え」という仕事があります。
ずっと担当機械についているのではなく、時間短縮のために空いた時間を使って作業します。
この切り替え作業の時間短縮が、その日の生産量に影響します。5分の短縮を30回行えば150分も短縮が出来ます。その他にも、雑用的な作業も行います。
会社全体の流れがよくなると思い、がむしゃらにサポートや雑用的作業を行っていました。
不信感を感じはじめたのは、古株社員の仕事姿勢からです。
古株社員がひどい!仕事を全てなすりつけてくる
入社当時は仕事のこと、心構え、コツやテクニック、注意すること等、たくさん教えていただきました。
しかし、数年たてば違うものです。裏でこう言っているのを耳にしてしまいました。
- 「あいつは文句も言わないで動く」
- 「俺、何もしないでも大丈夫だからマジで助かるわ!」
上司の係長は、それに対して注意をするかと思いきや…

めんどくさい仕事はあいつにやらせておけばいいやね!アッハッハ 笑
「あいつ」は間違いなく私です。
他の作業者が嫌がったり、文句をいう仕事は、いつの間にか私の仕事になっていました。言い返せない私もダメなのですが、追い込まれることになります。
作業環境はとにかく過酷で、真夏と真冬はそれこそひどいものでした。サポート途中にトイレで嘔吐したことも何度もあります。
風邪で高熱が出ても関係ありませんでした。休むことはおろか、出勤しても助けてくれません。
水分補給やトイレに行く時間がない日もしばしば…。まともなお昼休みもなく、作業のすきま時間を見つけて食事をすませます。昼食を食べれない時もありました。
そんな過酷な作業の中、古株社員はエアコンの効いた事務所で休んでいます。
二日酔いのまま出勤し、まともに仕事しない先輩もいました。上司に報告しても「あいつはここぞって時に、誰よりもやってくれるからな」との返答。
私は、その人が誰よりもやっているシーンは見たことがありません。
社風がおかしい!会社自体に不信感を持つ
不信感は会社にもあります。
育成や教育は酷いものです。質問に対する答えが、人によって違うため正解が分かりません。そして、機嫌が悪ければ誰も答えてくれません。
こんなことが繰り替えされます。辞めていった新人は数知れず…。
また、シフトに関しても大きな不満を抱えています。翌月のシフトは、当月最終週まで分かりません。
つまりは、プライベートのスケジュールをたてることが出来ません。家族がいると旅行や、お出かけが必要ですが、それも無理です。
機械の設備変更等も、作業者の意見などは一切聞いてくれません。それにも関わらず、結果が出ないと文句を言う始末です。
危険なときにも仕事!仕事!
危険な現場でも時には、身を守る必要があります。
地震、大雨、台風など。
普段からもその備えは重要で、現場の危険個所や、危険な作業などを報告しています。準備さえしっかりやれば、災害の真っ只中では現場に出る必要がありません。
ですが…普段の報告はないがしろにされ、災害時にこそ出動命令を出すのがウチの上司です。
2018年、台風24号が印象的です。
その台風は規模がすさまじく、周りの会社や工場は安全のため休みを取っていました。
そんな中、うちの会社は出勤命令が下ります。結果、暴風や停電などで機械が動かず、ただ事務所で待機。
暴風の中、倉庫の様子を確認に行かされた社員もいました。
自宅には奥さんと子供だけで過ごしている家庭が多く、家族をほっておいてただ事務所で待機している状態に疑問しかありませんでした。
会社は何をしたかったのか、私たちに何をさせたかったのか分かりません。
勤務中は携帯を持つことが許されません
携帯電話を現場に持ち込んではいけません。休憩時間がないため、勤務中は一切確認が出来ません。連絡があっても12時間確認できないことを意味しています。
父が亡くなった日は仕事をしていました。
会社に電話連絡があり、父の状態を知りました。急いで帰宅し最後の最後ギリギリに間に合いました。
携帯電話には、妻、母、弟とたくさんの連絡が入っていました。どれも「早く帰ってきて」という内容でした。
この一件で「家族」をないがしろにしてまで、この会社で働いていいのか?何が正しいのか?迷路に入ってしまいました。
最後に
毎日のように「辞めたい」と思っています。しかし、子供たちのことを考えると、現状維持を選んでしまっています。
しかし、こんな毎日はストレスでしかありません。自宅でもため息が増え、子供たちとも遊ぶ体力も気力もありません。
- 「このままでいいのか?」
- 「これを定年まで続けられるのか?」
本当に毎日自問自答です。
このまま約20年もこの会社で働かないといけないと思うと、絶望感に押しつぶされそうになっています。
しかし、悩んでいるのは私だけではありませんでした。昨年、3人が退社しました。みんな、新しい環境に挑戦しようとしています。
お金は、後から何とかなるかもしれませんが、家族との時間は戻ってきません。
今は43歳でどこまで出来るかわかりませんが、現状を打開する為に頑張っていこうと思っています。
あなたはどうですか?
無理だけはしないでください。