30代シングルマザーが看護師になった!仕事に迷える主婦やシングルマザーは看護師を目指すべき!

看護師になるには?

「30代未経験で看護師を目指すなんて…」

  • 平凡
  • バツイチ
  • 資格なし
  • 技術なし
  • 学歴イマイチ
  • お金なし
  • 小学4年生の子供あり

 

こんな状況だった私は「もう遅い、手遅れ」と思っていました。

 

  • 離婚後どうやって子どもを育てて行くか?
  • どの職業で収入を得ていくか?

悩んで悩んで悩みました。女一人で稼げる金額なんてしれている。何か資格を取ったほうがいい。せっかくなら思い切った仕事をしたい。

 

「看護師になる」

ふと頭に浮かんだのはこの三文字。

 

調べると社会人から看護師になる方も多いようです。

「いやいや、私にはなれない、無理でしょ!」

「諦めるの?もしかしたらなれるかもよ?」

脳内会議が行われます。

 

もともと前向きな性格もあり「とりあえずやってみる、チャレンジしてみる」を選択することにします。看護師になる為には必ず学校に通わなくてはなりません。通信ではダメです。

 

看護学校に通う年数

准看護学校 2年

正看護学校 3年

少なくともこの年数は必須です。

 

  • 小学4年生の子供がいたこと
  • 学費が払えないこと

不安に思ったことはこの2つです。主婦そしてシングルマザーにとっては同じ悩みを抱えているのでは無いでしょうか?

 

私も当初不安でした。ですが、気が付けば今年で看護師8年目です。同じように、おばさんから看護師デビューを果たした友人達と共に、毎日楽しく、やりがいを持って働いています。

 

ぜひ、あなたも看護師を目指しませんか?

 

無理ではありませんよ。なれます。受験の事、学校の事、奨学金の事、私の体験をお話したいと思います。

 

  1. 主婦(シングルマザー)には看護師がオススメな理由
  2. シングルマザーが看護師になるにはどうしたらいい?
    1. 看護学校を受験するには?
    2. 看護学校の年数は?学費は?
      1. ①准看護専門学校 2年(全日制)
      2. ②看護専門学校 3年(全日制)
      3. ③看護専門学校 2科 3年(全日制)
    3. 看護大学や看護短大は?
    4. 看護師の奨学金制度は充実している!
    5. 返さなくて良い奨学金を使うべき!
      1. ①シングルマザー(ファザー)がもらえる奨学金
      2. ②その県で働き続ければ返さなくて良い奨学金
      3. ③ウチの病院で働けば返済いらない!奨学金
    6. 返済不要の奨学金で足りなければ一般奨学金制度を利用しよう!
    7. 私(シングルマザー)はどの奨学金を利用したのか?
  3. 看護学校の試験対策は?
    1. 准看護学校は中学レベル
    2. 勉強は全て独学!過去問をおさえましょう
    3. 准看護試験勉強で使った教材
    4. 筆記試験に合格した!次は面接対策
  4. 看護学校に入学!シングルマザーもたくさん!
  5. 准看護学校を卒業!そのまま看護学校へ進学
  6. シングルマザーが子育てと学校の両立は出来る?
  7. いよいよ国家試験!絶対に落ちてはいけない看護師試験
  8. シングルマザー看護師として就職はどうだったのか?
    1. 看護師の就職はかんたん!希望が叶いやすい職種です
  9. 未来の看護師へ!就職先を選ぶコツ
    1. バリバリ看護師で働きたい場合
    2. 家庭を最優先にしたい場合
    3. 私の場合(中学3年子供あり/40歳)
  10. 最後に、シングルマザーで看護師になってみてどうか?

主婦(シングルマザー)には看護師がオススメな理由

シングルマザーには看護師がおすすめ

男性に稼いでもらって女性は家を守る。そんな時代ではなくなっています。私は離婚したこともあり、自分が稼いで子供を養っていかなければいけません。

 

やりがいがあるとか、達成感があるとか、楽な仕事とか。そういうことはどうでもよくて、「子供を育てること」を最優先した結果です。そして、私の願いと看護師の条件は合致していました。

 

  • 高収入であること
  • 安定していて転職もしやすい
  • 年齢を重ねても活躍できる職業
  • 女性が活躍する現場

 

当時は「これはもうなるしかない」と直感で思いました。8年たった今でもあの時の選択は正解だったと感じています。これは私だけでなく同じ悩みを抱えた女性。主婦、そしてシングルマザーにも看護師をオススメする理由です。

 

シングルマザーが看護師になるにはどうしたらいい?

シングルマザーが看護師になるには

看護師になるのはハードルが高そうに見えますが、実はなりやすい環境。そして就職しやすい環境が整っています。まず看護師の人数が足りていません。そのため、資格さえ持てば年齢や経験問わず採用されやすくなります。

 

看護学校を受験するには?

看護学校を受験

准看護学校・・・中学校卒業

看護学校・・・・高校卒業

 

看護師になるには看護学校に入学しなければいけません。そのための受験基準はゆるいです。准看護学校は中学校卒業で受けることが出来ます。

 

一般的に看護師と呼ばれる職業になるためには看護学校です。これは高校卒業で受験資格があります。中卒や高校中退であっても、准看護師にはなれるということです。

 

看護学校の年数は?学費は?

 

一口に看護学校といっても、いろいろ種類があります。私が通った学校含めて、主な学校の「年数」「学費」をまとめました。

 

①准看護専門学校 2年(全日制)

試験問題:中学校卒業程度

学費

入学金:約30~50万円

学費: 約 年間50万円

諸費用:約20万円

合計:150〜170万(2年)

2年通って准看護師を目指す学校です。毎日通うのではなく、大抵は週3日もしくは、午前・午後どちらかだけの授業になります。

 

②看護専門学校 3年(全日制)

試験問題:高等学校卒業程度

学費

入学金:約40~70万円

学費:約 年間50~70万円

諸費用:約30万円

合計:220〜310万(3年)

毎日学校があります。寮制度の学校や、夜間学校もあるようですがその数は少ないです。ほとんどが全日制です。

 

③看護専門学校 2科 3年(全日制)

学費

入学金:約40~50万円

学費:約 年間50~60万円

諸費用:約30万円

合計:220〜260万(3年)

准看護師を取得した後に、看護師免許を取得するコースになります。2年間は週3日程度、もしくは午前or午後のみの授業になります。最後の1年間は実習期間となります。

 

看護大学や看護短大は?

 

①〜③は全て専門学校になります。看護短大、大学もありますがオススメしません。専門学校よりもゆっくりとしたペースで学べますが、学費が高いのがネックになります。

 

看護短期大学 3年

看護大学 4年~5年

学費 約400~500万

※学校によって差があります

 

主婦、シングルマザーで現実的に考えると、専門学校が学費が安くオススメです。働きながら学校に通いたい方は、准看護学校が良いと思います。

 

専門学校は学費が安いとはいえ…

「3年間で少なくとも200万も学費がかかるのか…」

「そんなお金は無い」

最初に調べた時はそう思いました。

 

看護師の奨学金制度は充実している!

看護師の奨学金は充実している

さらに調べを進めてたどり着いたのが「奨学金」です。どうやら看護師の奨学金は充実しているとのこと。看護師への追い風です。

 

というのは、看護師不足が背景にあるようです。国としてもたくさん看護師を増やさないといけないわけです、医療分野ですし。

 

そのため、国はもちろんのこと、自治体も奨学金制度を用意しています。また、看護師を確保したい病院側も、独自で奨学金制度を設けている病院がたくさんあります。

 

返さなくて良い奨学金を使うべき!

返済不要の奨学金

「借りたお金は返すもの…」は当たり前のこと。ですが、看護師の奨学金には条件付きで返さなくて良いものがあります。条件に合えばぜひ利用すべきです!

 

返さなくて良い奨学金を優先的に使う

⇛足りない分はふつうの奨学金

 

これがオススメです。私もこれを組み合わせて学費を工面していました。それでは「返さなくて良い奨学金」をご紹介していきます。

 

①シングルマザー(ファザー)がもらえる奨学金

 

 

一人親家庭が対象の奨学金です。シングルマザー、シングルファザーが受給対象です。

 

特定職業(看護師・理学療法士・保育士など)の職業訓練を受ける場合、つまりは学校に入って勉強すると奨学金をもらうことが出来ます。

 

非課税家庭で100,000円、課税家庭で70,500円が毎月支給されます。国が運営している制度のため返還する必要がありません。私も利用しました。

 

②その県で働き続ければ返さなくて良い奨学金

 

看護師等就学資金

※神奈川県HP

 

学校卒業後は…「このまま住んでいる県で働いてくださいね!」という約束を守ることで、返済が必要ない奨学金となります。

 

各都道府県で条件が違っています。200床以下の病院である、など規定があります。奨学金の返済がいらないのか、あるいは一部免除になるのかも変わってきます。

 

リンクは神奈川県を載せていますが、現在お住まいの都道府県ホームページで確認してみてください。

 

これはシングルマザー関係なく全ての人が対象となります。そのため、既婚主婦の方にもオススメです。といいますか必須です。一定期間勤めることが条件のため、リスクがありません。

 

③ウチの病院で働けば返済いらない!奨学金

 

病院奨学金制度

 

病院職ならではの制度です。各病院が独自に行っている奨学金制度で、いわゆる「お礼奉公」と呼ばれています。学生の時点で病院側と就職の契約を行い、卒業後3年~5年勤務をすれば返還不要とされるものです。入学が決まった看護学生であれば誰でも受けることが出来ます。

 

一方で、看護学生の段階で就職先を決めてしまうことになります。学んでいくうちに違う分野、違う病院で働きたい、と思っても難しくなります。他病院で就職した場合は全額返金をしないといけません。

 

ただ、それを考慮したとしても必須の奨学金だと思います。私も使いました。一生勤める必要があるわけではありません。3年働いて奨学金を免除した後に、転職も出来るわけです。よほどのことが無い限り頂いたほうが懸命です。

 

病院によっても条件が違います。勤務1年ごとに返却金額が減額される、契約期間を満了しないと全く減額がされないなど、それぞれ特色があります。病院のホームページに載っていますのでぜひ確認してみてください。

 

返済不要の奨学金で足りなければ一般奨学金制度を利用しよう!

 

上記の奨学金だけでは、賄えないという場合は一般奨学金制度があります。

 

学生奨学金制度です。誰でも使えます!

 

シングルマザー(ファザー)が使える奨学金です。「ゆっくり返していいよ、利子もいらないからね」という制度になっています。余裕を持って返還することが出来ますね。

 

私も利用した制度で、現在返済中です。シングルマザーでも看護師になれる条件が揃っていますね。本当にありがたい話です。

 

私(シングルマザー)はどの奨学金を利用したのか?

シングルマザーが利用した奨学金

私は准看護学校から看護学校へ進学したため、5年専門学校に通いました。

 

  1. 准看護学校学費(2年) 約150万円
  2. 看護学校学費(3年)約200円

合計 約350万円

5年合計で350万学費がかかりました。けっこう高いですね…。

 

利用した奨学金

  1. 高等職業訓練給付金(シングル/返済無)約170万円
  2. 病院の奨学金(返済無)  約180万円

合計 約350万円

返済額 0円!!!

私は1円も払わず学校にいかせてもらいました。本当に感謝感謝です。学費は全て返済がいらない奨学金で賄えていた事になります。

 

シングルマザーでない既婚主婦だとしても、都道府県の奨学金を利用することである程度学費を工面できると思います。

 

この制度も利用しています。生活費が足りなくなってしまい…。20年間無利子での返還を行っています。利子がなく、また返済額も少額ですので現在家計に負担がかかることはありません。

 

看護学校の試験対策は?

看護学校の受験対策

ここまでをまとめると…

  • 中卒以上で准看護学校の受験資格がある
  • 高卒以上で看護学校の受験資格がある
  • 看護師は人手が足りないので就職しやすい
  • 奨学金が充実している

 

「看護師になれるかも?」と思って頂けたのではないでしょうか。主婦やシングルマザーでも充分にチャンスがあるのが魅力です。ただ、看護学校に入らなければ何も始まりません。私が行った試験対策を紹介させて頂きます。

 

准看護学校は中学レベル

 

准看護学校、看護学校の2種類があります。私が選んだのは准看護学校です。本当は看護学校に入りたかったのですが、准看護学校は2年で終わるので気持ち的に楽でした。(卒業後に看護学校にも入ったので、結果として5年通うことになりましたが)

 

そして、准看護学校は試験が難しくありません。中卒で受けれる試験のため、内容は中学生レベル止まりになります。勉強から離れて何十年も経っています。分からないこと、忘れていることはたくさんあります。

 

ですが、看護師が不足している現状だということを思い出して下さい。ちゃんと勉強することで合格は難しいものではありません。「難しくない!」と自分に言い聞かせてください。

 

勉強は全て独学!過去問をおさえましょう

 

簡単な方法は「看護塾」に通う事です。医療・福祉系の学校受験のための塾があります。勉強はもちろんの事、学校に関する情報なども入ります。

 

すごく良い内容だと思いますが…

私は入りませんでした(笑)

 

お金が無かったので看護塾に行くなのもっての外。全て独学で頑張りました。まずは希望の学校から過去問を手に入れましょう。願書といっしょに貰うことが出来たり、1部500円~1000円で郵送して貰うことも出来ます。

 

過去問が一番重要です!!

一から勉強している暇はありません。

 

准看護試験勉強で使った教材

 

准看護学校入試問題解答集

 

②准看護学校入試対策テキスト

 

毎年最新版が出ますのでぜひ購入してみてください。希望する学校の過去問に出題されている問題と、似ている問題を選んで解いていきます。分からなければテキストで勉強。

 

私はこのテキストを使うことで、わずか2ヶ月間の勉強で准看護学校に入学することが出来ました。ちなみに最終学歴は高卒で、決して良い学校出身というわけではありません。

 

筆記試験に合格した!次は面接対策

面接対策

次に待ち構えるのは「面接」です。

 

私と同じように社会人経験者で受験する人はたくさんいます。特に多いのが介護職です。「介護していたけど治療をする看護をしたい」という見た目が良い理由を作ることが出来ます。

 

一方、私は普通の主婦です。同じような志望動機を言っていたのでは目立ちませんし、ウソくささが残ります。私は「子供を自分で育てるため」を強調しました。きれいごと無しの直球勝負です。それが良かったのか?無事合格することが出来ました。

 

看護師は離職率が高いため、絶対に辞めないという強い意思のアピールが良かったのかと思います。

 

看護学校に入学!シングルマザーもたくさん!

  看護学校はシングルマザーがたくさん

准看護学校に入学して驚いたこと、それは平均年齢の高さです。1クラス40人で平均年齢は33歳でした。しかも、クラスの3分の1がシングルマザー。当時35歳だった私は同じ年齢のシングルマザーが5人もいました。

 

「若い人たちの中で勉強する」と覚悟していた私にとっては衝撃的でした。やはり同じ境遇の人が多いと頑張れるもので、当時の同級生は生涯の友達としてご縁が続いています。

 

学校での勉強は楽しくもありましたが、とにかく試験が多いです。テスト!テスト!テスト!まさに嵐のようにやってきます。普通に学んでいれば落とすことはありませんが、生半可な気持ちでは卒業まで持ちません。

 

また実習という難関が待ち受けています。病院での実習を一日終えたら、自宅に帰って山の様な記録を書く、書く、書く!看護学生はとにかく書きます。

 

苦しい事もありましたが、私にとって看護師になる為の勉強全てが楽しいものでした。苦しい思いをしての国家資格取得の嬉しさは、ひとしおです。

 

准看護学校を卒業!そのまま看護学校へ進学

 

准看護学校を2年かけて卒業後、私はさらに進学して看護師免許を取りました。

 

看護専門学校2科 3年(全日制)

学費 合計:220〜260万(3年)

 

「看護学校を受験するには?」の項目でも出した内容ですが、准看護師免許取得後に看護師免許を取得するコースを「2科」と言います。

 

2科は3年ありますが、2年間は週に3日程度の授業。最後の1年間は実習期間になります。結局、私は看護師になるために5年かかったという事になります。

 

准看護学校に入学した頃は「看護師にまでなる必要はない」と思っていました。事実、准看護師と看護師の仕事内容の差はほとんどありません。卒業して准看護師として就職した友人達も、みんな活躍しています。

 

しかし、最近は准看護師では雇ってもらえない病院が増えて来ている事を考えると、やはり看護師免許を取得すべきではないかと考えて進学を決めました。

 

「准看護師だけで良いのか?」

「看護師も取得したほうが良いのか?」

と聞かれたらハッキリとは正解が分かりません。

 

ですが、時間やお金や家庭環境が許すのであれば、やはり看護師免許まで取得することをオススメします。看護師資格がないとなれない仕事もあります。専門看護師、認定看護師になりたいと思った時に准看護師ではその夢は叶いません。

 

シングルマザーが子育てと学校の両立は出来る?

 シングルマザーが仕事と子育て

入学時、息子は小学4年生でした。実家が近く両親にかなり助けてもらいました。同じシングルマザーの友人たちは協力してくれる人がいない、という人も多かったです。専門学校で期間が短いこと、とりわけ看護学校となると簡単に休むことは出来ません。

 

年間の出席日数は必ず確保する必要がありますが、全日程を出る必要はありません。1つの教科で何時間休んでも大丈夫なのか、計算しながら上手く授業時間を確保していくことで対処していきました。

 

これは同級生の主婦も同様に両立させていました。クラス40人でスタートして、卒業まで全員残ることが出来ました。元社会人、主婦、シングルマザーを多く受け入れていることで、専門学校側が理解があるからだと思っています。

 

また、心の持ちようでも変わってきます。「両立できるのか?」ではなくて「両立させるにはどうしたらいい?」を考えるべきです。みなさん乗り越える道です。きっとあなたも出来るはず。

 

いよいよ国家試験!絶対に落ちてはいけない看護師試験

看護試験 

それはそれは大変な3年間の看護学校生活が終わると、いよいよ国家試験が待っています。絶対に落ちてはいけません。これだけは這いつくばってでも合格しないといけません。試験は1年でたったの1回だけ。

 

合格率は約85%~95%です。3年間きちんと授業を受けて、試験勉強をしっかりやれば合格出来るはずです。

 

実習を全て終えた11月頃から翌年の2月の試験まで、国家試験対策を行います。これも、主に過去問題集を解き抜くことが大切です。ちなみに私のクラスは全員無事合格しました。ですので、「手を抜かず勉強したら合格する」と思って頂いて大丈夫です。

 

シングルマザー看護師として就職はどうだったのか?

 シングルマザーが看護師に就職

卒業後に就職活動をしたわけではありません。私の場合は病院の奨学金制度を利用しましたので、看護学校入学時点で就職先が決まりました。

 

学費をもらえて就職先も決まる…

すばらしいほど一石二鳥です(笑)

 

もう少し詳しく説明すると、准看護学校卒業後に看護学校へ3年間の進学をした為、学費を確保する必要がありました。利用したのが現在勤めている病院の奨学金です。准看護師として働きながら看護学校に通わせてもらい、3年後に総合病院に就職しました。

 

3年間勤め終わった時点で「奨学金は返さなくていいよ!」のお約束どおり、お礼奉公を終えて奨学金が返済免除になりました。

 

看護師の就職はかんたん!希望が叶いやすい職種です

 

私の例で説明します。

35歳 准看護学校入学

37歳 准看護学校卒業/看護学校入学/病院から奨学金

40歳 看護学校卒業/就職

 

奨学金をもらった時点で37歳です。学校は3年あるのでどう頑張っても就職時は40歳です。しかも初心者で未経験です。

 

もし、同じ条件で一般企業なら就職できるか?

答えはNoだと思います。

ましてや、奨学金をあげる…なんてのはもっての外ですよね。

 

看護師がたくさん必要なのに対して、まだまだ人数が足りない状況です。看護師資格にはそれだけの価値があるということです。

 

クラスのほぼ全員が希望する病院へ就職出来ていたと思います。病院の種類もいろいろで、国立病院、総合病院、個人病院など様々です。

 

未来の看護師へ!就職先を選ぶコツ

未来の看護師へ

最初の就職先はその後の看護師人生に大きな差をもたらします。

 

病院が出している奨学金を利用した場合、学生の段階で就職先が決まっています。まだ学生ですらないのであれば、なんとなく病院を選ぶのではなく、自分が将来目指す看護師像を意識して選んでください。

 

バリバリ看護師で働きたい場合

 

最初は厳しい、難しいと言われる大病院・総合病院を選んでください。

 

何でもこなせるスーパー看護師を目指すことで、次のステップでも活躍が見込めます。ただし、名のある病院の看護師に求められるハードルは高くついていけない。結局は1年未満で辞めてしまうこともあります。

 

奨学金をもらっていた場合は、辞めたくても辞められない状況になるかもしれません。それなりの覚悟は必要になると思いますが、大病院・総合病院では他で味わえない経験値を積むことが出来ます。

 

家庭を最優先にしたい場合

 

看護師として働きたいけども、家庭を最優先に考えたい。そういう場合は、療養型病院や施設での仕事がオススメです。「私はゆるく働きたい」とそこからキャリアをスタートした友人もいました。見学や就職説明会などを利用して自分に合いそうな勤務先を探したほうが良いです。

 

ただし、新人看護師の同期はほとんどいなくて、ある程度キャリアを積んだ看護師が働いている可能性があります。ここも説明会で調査をしてから選びましょう。

 

私の場合(中学3年子供あり/40歳)

 

私は400床程の総合病院を選びました。

 

バリバリ看護師派です。就職する時には息子は中学3年生になっていたので、子育てに手がかからなかったからです。また、勉強していくうちに看護師として上を追求したいと思ったのも理由の1つです。

 

その結果、現在もその病院で仕事をしています。担当は急性期内科です。「仕事はとにかく忙しい!」日々奔走していますが、やりがいを持って楽しく働いています。

 

40歳からの看護師生活で、総合病院の急性期でやっていけるのか、最初はとても心配しましたが、同じような境遇の人もチラホラあり、なんとか8年目を迎えています。

 

新人当初は歳を重ねた珍しい新人ではありましたが、3年もするとあまり気にならなくなりました。それほどに最近は社会人経験者の看護師への転職は珍しくありません。

 

最後に、シングルマザーで看護師になってみてどうか?

 

やはり小さな子どもを家に置いて夜勤は難しいですよね。シングルマザーだけでなく、子持ち看護師の共通の悩みです。近くに協力者がいない場合は、外来や透析室など残業・夜勤の少ない部署に移動するなどして、みなさん調整されています。

 

子育てをしながらの勤務を考えると、移動先の選択肢がある病院や施設・子育て支援を行っている病院などを選ぶ方がいいでしょう。私は学校に通う段階から両親と同居をして、随分助けて貰いました。おかげて3交代勤務で夜勤もこなしています。

 

総合病院だけあり、規模も中程度の病院なので待遇もまずまずと言った所です。今年8年目になりますが、残業は月20時間ほどです。お給料は手取りで30万弱といったところでしょうか。看護師平均よりはややお給料は安い方かも知れません。ボーナスは年間70~80万程度です。

 

「仕事はやはり・・・しんどい」

やりがいだけではこなせない仕事。

体力勝負でもあり、事務仕事もたくさんあります。

 

けれど

  • 憧れの白衣、憧れの職業に就けた喜び
  • 看護師としてプロフェッショナルになっていく高揚感
  • 安定したお給料と仕事
  • マイホームも建てることが出来ました

 

私は看護師になって、本当に良かったと思っています。少しでも看護師になりたいと思っているなら、なれない理由を探すのではなくチャレンジして欲しいと思います。迷っている間に2年や3年は過ぎてしまいますよ。その時間があれば看護学校は卒業できるわけですから。

 

長文をご拝読頂きありがとうございました。私の経験がなにかのお役に立つことを願っております。職場は違えど、同じ主婦として。同じシングルマザーとして。仲間が増えるのを現場でお待ちしています。