- 昔は看護師で働いていた
- 子供が産まれてから仕事を辞めた
そんな状況にあって再就職を目指すママナースさん!
ブランクもあるし、子育てと両立できるか不安に感じていることでしょう。
決して簡単ではありませんが、粘りつよくやれば希望通りに再就職は出来ます。
「ママナースさんに参考になりますように」
私が経験した就活を記録して記事にします。
ママナースでも就職したい!看護師として人の役に立ちたい!
女性には、結婚、妊娠、出産、育児、といくつかのステージがありますよね。私も3人の可愛い子供を授かり、育児に翻弄しています。
しかし、育児だけの日々に疲れた時期がありました。どこか満たされない気持ちは、間違って子供に向いてしまうのではないか?そう不安に思ったことがあります。
出産前の看護師生活6年、これがムダに終わってしまうのではないか。仕事をしない日々が怖くなったのがきっかけです。
就職・転職サイトに聞いてみよう!
「就職・転職を紹介するサイトへの登録」
まず私がとった行動です。
登録するとすぐに連絡がきました。こちらの希望や経歴をかんたんにお話し、そのまま病院や施設の仲介です。すぐに面接の日程が告げられました。あまりのスピード感にびっくりしたほどです(笑)
履歴書と免許証のコピーを準備するようにとのこと。履歴書は経験した科、資格、得意なこと等、細かく書くように言われました。
慣れない作業に四苦八苦しつつも、なんとか面接にまでこぎつけました。
いざ面接へ!しかし…撃沈…
誤字脱字がないように、何度も履歴書を確認しました。そして、久しぶりにスーツ、パンプス、髪をキュッと一つに結ぶ。気が引き締まってきました。
面接の5分前、指定場所に到着しました。中堅どころの管理者らしき方が、丁寧に挨拶をしてくれました。
個室に入り、履歴書を封筒から出しお渡ししました。しばらくじっくり目を通したあとに、質問タイムがはじまりました。
- どんな働き方をしたいですか?
- 扶養はどうしますか?
- 何時までお仕事出来ますか? 等
反応は…いまいちでした。子育て中の潜在看護師だと分かると、「ん〜」と言った感じの顔をされました。
結局、そちらの病院とはご縁がなく不採用となりました。
不採用になった理由
- 日にちや時間を決められると雇いにくい
- もっと柔軟に勤務してもらえる人を探していた
- 資格や免許にこだわっている人は、この施設では人間関係がうまくいかない可能性がある
後で担当者に聞いた話です。
特に怒りや悲しみの感情もなく、確かにとただ納得。私が雇用者でもそう考えるよね、とやけに腑に落ちました。
次に受けた施設は「高齢者住宅施設」です。面接の手応えがあったのですが、不採用となりました。
- 子供の急な熱で休まれたら困る
- 他スタッフにも迷惑になる
→「もう一人の年配看護師を採用します」とのことでした。
ここでも妙に納得しました。正直なところ、面接や就職活動を楽しんでいました。
「こんな私でも働ける場所がある!」
ずっーと家庭に入っていたので、外で働くチャンスがあるだけでも新鮮です。
「たくさん受ける面接は私の経験値になるはず!」
趣味のように面接を受けていましたが、なかなか雇用者側とニーズに合う機会がありませんでした。
運命の出会い!訪問入浴看護師の仕事
面接で何度も不採用となりましたが、その間も転職サイトからずっとサポートがありました。
「こんな仕事もあるよ。試しに一回働いてみてはどうですか?」と紹介されたのが「訪問入浴の看護師」でした。
「よし!試しに行ってみよう!」と早速行動を起こしてみます。まさか運命の出会いになるとは思っていませんでした。
わたしはその日、初出勤でそのまま仕事をさせてもらえました。何も分からず不安ばかり。それでも、必死にこなさいといけません。底から湧き起こるプロ意識。その日、失敗もなく他のスタッフとも連携をとり、和やかにお仕事を終えました。
「〇〇さん、来週も空いてるからお仕事入ってもらえませんか?」
帰り際にお声がかかりました。仕事に飢えていた私にとっては天使の一声です。毎週水曜日に単発でお仕事をもらえることになりました。
水曜日の利用者はいつも同じ方でした。その分だけ性格、事情、話すこと、趣味について詳しくなりました。それと同時に、同僚からも頼りにされ始めます。
それが次なる一歩へと繋がったのです。
まさかの就職(正看護師)決定!
契約してから3ヶ月、水を得た魚のように働きました。久しぶりの仕事が、楽しくて楽しくてしょうがなかったのです。
「専属の看護師として契約してもらいたい」
そんな姿勢が届いたかのように、まさかの一声をかけてもらいました。
「子供がいるので不安があります…」
正直に打ち明けたところ、このような返答がありました。
- 看護師は何人もいるので心配しなくていい
- 周りと相談してシフトを組みましょう
- 急な休みにも他のスタッフがフォローする
- あなたも他のメンバーをフォローしてほしい
ありがたいお言葉に涙が出そうでした。
他看護師は年配の方が多く、少しでも若い看護師を求めていたようです。訪問入浴は体力も使うというのがその理由。
一方、年配看護師は子育てが一段落し、自由な時間が多いので働きやすい。win-winの関係になれるとのこと。まさか、望まれて就職が出来るとは思っていませんでした…。
私の長かった就職活動はこれで終わりを告げます。
訪問入浴看護師になって3年、どうなったか?
3年の月日が経ちました。もちろん今でも訪問入浴の仕事を続けており、楽しい日々を送っています。
お給料も良く、仕事環境にも不満がありません。子供がインフルエンザで休んだ時も、周りのスタッフみんながフォローしてくれました。
人間関係も良好な職場です。毎日笑顔が自然に溢れ、楽しくお仕事をさせてもらっています。朝も定時に出勤し、帰りは少し早めに上がらせてもらえることもしばしば。
夜勤はないので子供達と触れ合う時間も確保できています。本当に就職させてもらって、ありがたく思っています。心から感謝!
最後に
私の場合、子育てに支障を出したくない気持ちが強かったです。そのことから、ママナースがかなりハンディになりました。
ハンディがあれば就職は無理なのか?実際は違っていました。結局、最後は実際の勤務態度や真面目さや謙虚さで採用が決まりました。
看護師は常に不足しています。諦めなければ必ず就職先は見つかります。こちらから細かい条件を出しすぎると難しくなるかもしれません。こちらも柔軟に対応するのがコツです。
子育て中のママナースへ。病児保育も上手に利用して、再就職という夢をかなえてくださいね!