・セブンイレブン
・ローソン
2大コンビニでアルバイト経験があるhukasawaです。
早速ですがコンビニバイトはどんなイメージがありますか?
・仕事がラクそう
・誰でもできる
・フリーターや学生が働く
とイメージする人は多いのではないでしょうか?
一昔前はそうだったのかもしれませんね。間違いではありません。しかし、コンビニバイトは人によってはキツイと感じる方もいると思います。
この記事では、コンビニバイトを2年勤めて分かった。
「コンビニで働くメリット・デメリット」をまとめていきます。
コンビニアルバイトの仕事内容は?
僕が働いていたのは、八王子市のコンビニ、駅中にあるコンビニの2つです。勤務地、またはコンビニの違いで仕事内容はそこまで変わるものではありません。
・お客様への接客(レジ)
そのままです
・品出し
商品の補充、前にだして見栄え良く、裏からジュースを補充
・検品
届いた商品をバーコード入力、数が正しいか
主にはこの3つが仕事となります。
朝勤 6:00-9:00
昼勤 9:00-17:00
夕勤 17:00-21:00
夜勤 21:00-6:00
勤務時間は各店舗によりますが、ほとんどのお店は4つの時間帯で分けられています。
誰が働いているの?
昼勤・・・・主婦アルバイト/店長
その他・・・学生アルバイト/フリーター
となっています。人員が少ない場合は店長が夜勤で出勤することもあります。
コンビニは時間によっても仕事内容が違います。そのため、昼勤だった人、夜勤だった人ではそれぞれ仕事の印象が違うはずです。僕はフリーターでしたので、それぞれの勤務を経験したことがあります。
そこで勤務時間帯ごとにメリット・デメリットをあげていきたいと思います。この記事を読んで、「自分が勤めれる時間はこういうのがあるんだ」と参考になれば幸いです。
コンビニの朝勤
勤務時間帯は朝6時から。平日は会社へ出勤していく方が購入していくため忙しい時間帯です。土日は多少楽にはなります。部活の大会へ行く中学生、旅行の途中でよった家族など、平日では見られないお客様もいらっしゃいます。「これからどこに行くのかな〜」と想像するのも一つの楽しみです。
朝勤メリット1.規則正しい生活になる
早起きが必須です。そのぶん早く寝ないといけません。そのため、自然と規則正しい生活になります。いろいろな勤番を経験しましたが、朝仕事していた時間が一番体調が良かったですね。
当時はフリーターでした。朝働く予定がなければ、お昼までグースカ寝ることも。ダメ人間の完成ですね…。朝に働くことで1日気が引き締まりました。
朝勤メリット2.仕事を終えた後の爽快な気分
朝9時には仕事が終わります。そのあとは自由な時間です。
「あぁ~終わったぁ~!!」と明るい太陽のもとで背伸びする瞬間がたまらなく好きでした。一方では、あくせくと出勤していくサラリーマンたち。「僕は自由だー!」と優越感に浸れていました。もちろん社会性も収入も負けているけど(笑)
朝勤メリット3.拘束時間が短い
朝勤は3時間だけなのであっという間に終わります。出勤してからすぐに忙しい作業が始まります。ファーストフード(チキン、肉まん等)を作る。終わった頃に弁当、おにぎりなどがやってきて検品。
その間も通勤客のレジ対応が忙しく、ホッと一息ついた頃には勤務が終了する時間になっています。忙しい仕事は嫌だ、という方には厳しいかもしれませんが、忙しくてもいろいろ変化があって早く終わった方が良いという方にオススメです。
朝勤デメリット1.お客様が一日を通して一番多い
多くの方が出勤する時間帯なので、平日はものすごく混雑します。近くに大きな会社があると特に大変ですね。出勤時間が同じなので、一気に行列ができることもあります。
悲しいかな…。世のサラリーマンはお疲れで、とくに朝は不機嫌です。その不機嫌がまわりまわって、店員に八つ当たりが回ってくることもあります。
よくあったのが、お客様の声がよく聞き取れず間違えることです。
お客様「ボソボソ…」
僕「温めですね」
お客様「ちげーよ!怒」
僕「すみませんでした(はじめからそれで喋れよ!)」
こんな思いを何度もしました。
朝勤デメリット2.寝坊するかも…恐怖心がすごい
社会人の方からしたら甘えかもしれませんが…
寝坊するかもしれないというのは恐怖です。
人間どうしても起きれない時がありますよね。前日飲みすぎたとか、遅くまで起きていたとか、つい遊んじゃったとか。そんな時でも起きなければなりません(当たり前だけど)
特に冬なんかはつらいです。全てを捨ててもいいから2度寝をしたい、と思ったのは1度や2度ではありません。朝苦手な人は苦痛ですね。
朝勤デメリット3.夜更かしできない
これも同じようなものですが、夜は早く寝ないと起きれません。特に学生やフリーターにとっての夜は自由度が高いはずです。「今日は好きなだけ飲むぞ!」と思っても21時くらいからソワソワしちゃいます。
つい夜中まで起きてしまった時は、寝坊が怖くて徹夜で行くこともありました。結果は…フラフラしたままアルバイトをすることに…。
コンビニの昼勤
次は昼勤務です。勤務時間帯は9時から17時まで。この時間帯が一番長い勤務帯となります。ここは主婦の方が勤めることがほとんどです。お昼のコンビニに行くと分かりますが、ほとんどが女性なのはこれが理由です。男性が働いていると…店長の可能性があります。
昼勤メリット1.仕事量が少ない
他時間と比べると仕事量は少ないです。お客様も少ないのが特徴ですね。オフィス街だとお昼に一気に混雑しますが、そうでもない地域だと閑散としているはず。
納品も多いわけではなく、スタッフの人数もいるので結構楽です。それ以外では出来ない外清掃、店内のモップがけ等、細かい作業が多くなります。力仕事が少ないので、女性に向いていると言えますね。
昼勤メリット2.お客様の質が一番良い
朝勤は出勤前の不機嫌サラリーマン、夜勤ですと酔っぱらい客、と少し怖いお客様がいます。ですが、昼の場合はぜんぜん違います。
おじいちゃん、おばあちゃん、主婦が来ることが多いため客質が良いのです。というよりは、せかせかしている人が少ないといった感じですね。また、常連さんと仲良くなることも多かったです。
「お兄ちやん、今日も頑張ってるね!」
と何も用事がないのに立ち寄って声をかけてくれる。それだけでも嬉しかったですね。
昼勤デメリット1.時給が低い
最低時給です。もらえる賃金は少ないです。
やっている仕事は変わりないのですが、この時間帯は募集してもすぐ集まります。そのため、特別な報酬をつけなくとも人員は確保できる。そのため、どのコンビニでも昼勤は時給は安いと思います。
昼勤メインで1ヶ月やった時は、給料の少なさにあぜんとしたのを覚えています。その前が夜勤メインだったのでギャップがありました。
昼勤デメリット2.お昼時に混雑する
先ほども書きましたが、会社が近くにあるとお昼時に混雑します。僕の場合は八王子でしたので、そこまででは無かったですがそれでも大変でしたね。
自分の昼食の時間とかぶるので、お腹がすいてしまうことも…。ただ、朝に比べてお客様の機嫌は悪くないです。やはりお昼は感情も違うんでしょね、八つ当たりされることもありません。
コンビニの夕勤
次は夕勤です。勤務時間帯は17時から21時まで。主婦の方が帰る時間に交代して、夜勤がくるまで働きます。野球でいうと中継ぎ、繋ぎの役目を果たします。
夕勤メリット 1.拘束時間が短い
朝勤と同じ理由ですね。4時間労働の店舗がほとんどです。学生にとっては学校終わりに、そのまま働くことができます。
授業はあるから夜は早く寝ないといけない、でもちょっとは稼ぎたいという学生向きの仕事ですね。「たった4時間だけのために出勤したくない」という考えの方も多いと思いますが、いざ経験してみると短い時間帯で働くのは気が楽です。
人間集中できるのは数時間。4時間労働なら嫌になることもなく、勤務終了まで頑張ることが出来ますね。
夕勤メリット2.納品物が少ない(もしくはない)
夕方は納品物が少ない。もしくはありません。接客業務や掃除、陳列棚を整えるくらいの仕事です。仕事内容だけ見れば、一日の中で一番ラクな時間帯だと思います。
夜になると仕事帰りのお客様が増えて、レジ打ち時間が多くなります。接客が苦でないよ、という方は向いている時間帯といえますね。
夕勤メリット3.廃棄になるお弁当類が多い
「コンビニの弁当を持ち帰れる」
これは1人暮らしの人にとっては一番の魅力ではないでしょうか? 私もこれが一番嬉しかったし、かなり助けられましたね。
コンビニでは1日に数回賞味期限切れチェックがあります。ここではじかれたものは「廃棄扱い」となり、バックヤードに保管されます。その弁当類はスタッフが食べたり、持ち帰ったり自由にすることが出来ます。
僕は食費節約のため…1日3個は持ち帰っていました(笑)
主婦の方は恥ずかしくて出来ないかもしれませんが、「周りの目は気にせん!」という方は間違いなく食費節約になります。そして、最近のコンビニ飯はうまいですからね。タダで食べられるんだから最高です。
夕勤デメリット1.賃金が低い
この時間も昼勤同様、最低賃金なので収入に期待はできません。やはり募集をかけても集まりやすい時間帯なんでしょうね。
ただし、廃棄物も多いです。
食費代も浮くと考えれば「まぁいいか」となります(笑)
感じたデメリットはこれだけ、比較的とっつきやすい勤務帯だと思います。
コンビニの夜勤
次は夜勤です。勤務時間帯は21時から6時まで。長丁場の仕事となります。店長や主婦が働くことはまずない時間帯、そのため若いアルバイトが大多数です。一番きつい時間ではありますが、メリットもたくさんあります。
夜勤メリット1.時給が高い
コンビニは各都道府県による最低賃金の店舗がほとんどです。そのため、昼間や夕方に入る方は多くの収入は期待できません。
夜勤 22:00-5:00 の間は労働基準法で決まりがあります。賃金25%が義務付けられています。
全国で一番低い最低賃金738円
➝夜勤なら923円
東京は最低賃金958円
➝時給 1198円
とお昼の時間帯と比べると、かなりの差があることが分かります。また、1回の勤務が長いため、日給は約1万円になります。
僕が夜勤で働いていた時の月給
時給1200円
×8時間
×月14回(週3回)
=134,400円
週の半分は遊べると考えると、わりとよい給料だったと思います。
夜勤メリット2.自由な時間が多い
夜勤の時間帯はたくさんの納品があります。また、お客様が一番いない時間帯のため掃除などのルーティン業務があります。ですが、それさえ終われば後は自由です。
終電の深夜24時以降はほとんどお客様は来なくなるので、いない時はバックヤードで休むことも可能です(笑)
お客様がいなくともレジで立っている方が良いのかもしれませんが…。やはり夜勤は体への負担が大きいので、適度な休憩は必要です。店長からも許可は出ていました。
夜勤メリット3.仕事終わりのビールがたまらない
朝日が昇るのと同じくらいの時間に仕事が終わる。サラリーマンが仕事にでかけるときに、ゆっくり寝れるのは優越感に浸れます。社会的には負けているけど(本日2回目)
そして、夜勤終わりに飲むビールはもうたまりません!これを味わうために仕事をしていたようなものです。勤め先のコンビニで、ビールとつまみを買って帰る。持ち帰った弁当と一緒にグイッとやるのは、格別な時間となります(そしてダメ人間になります)
夜勤デメリット 1.拘束時間が長い
社会人からしたらまたまた甘い考えですが、9時間拘束はけっこう疲れます。特に体調が悪いと最悪ですね。変わりを探すことも、早退することも出来ません。
一番やばかったのは、勤務中に40度の熱が出たときでした。もうフラフラになりながら仕事していましたね。体調が良い日でも「9時間ねげーよ・・・」と何度も感じました。その分時給も高いので、しょうがないかとも思います。
夜勤デメリット2.洗い物や品出しするものが多い
ファストフードなど並べてあるトレイの洗浄、油を取り換える仕事があります。また、商品を入れ替え、ポスターの貼り換えなどこの時間帯にやるので、仕事量は一番多いです。
夜中だからこそ出来る仕事も多いのですが、眠くて作業がままならないことも正直ありました。「これが終われば自由に休憩できる…」という目標があったのは大きかったですね。
夜勤デメリット3.とにかく眠い
これはお察しのとおりです。1年夜勤をやりましたが、それでも慣れなかったですね。生活を全て反転させれば大丈夫だったのかもしれませんが、現実世界そうもいきません。
また、昼間に寝て夜起きる。人間の習性とは反対の生活をするので、健康を考えるとやはり厳しいです。1〜2年は大丈夫だけど「5年続けたらやばいかな…」という印象を受けました。
勤務帯ごとメリット・デメリットまとめ
朝勤
メリット
・早寝早起きの規則正しい生活になる
・終わった時の爽快な気分
・拘束時間が3時間と短い
デメリット
・お客様が一番多く忙しい
・寝坊するかも…恐怖心がある
・夜更かしできない
昼勤
メリット
・仕事量が少ない
・お客様の質が良い
デメリット
・時給が低い(おそらく最低賃金)
・お昼時に混雑して忙しい
夕勤
メリット
・拘束時間が4時間と短い
・納品物が少ない(もしくはない)
・廃棄になる弁当が多く持ち帰れる
デメリット
・時給が低い(おそらく最低賃金)
夜勤
メリット
・時給が高い(22時以降は25%UP)
・自由な時間が多い
・仕事終わりのビールがたまらない
デメリット
・拘束時間が長い
・洗い物や品出し等作業が多い
・とにかく眠い
コンビニで働くメリット(全勤番共通)
ここまでは勤務時間帯ごとで紹介してきましたが、全勤番を通して共通のメリットをあげていきます。
コンビニで働くメリット1.従業員同士の人間関係がラク
これも店によりますが大半は2名で勤務します。よって、相方との相性が良ければ楽しく仕事が出来ます。お客様がいなければお話しながら仕事が出来ます。
「相性があんまりだな…」という場合は、品出しや掃除などの作業をしていれば話す必要性もありません。
コンビニで働くメリット2.廃棄処理のお弁当などもらえる
おにぎり、サンドイッチ、お弁当等もらうことが出来ます。賞味期限は過ぎていますが、コンビニの賞味期限はあくまで目安。気になる人はなるでしょうが、みんな遠慮なく持ち帰っていました。
一人暮らしにとっては有り難い話ですね。食費を抑えることができるので、時給が低くても「割に良いかも」と感じると思います。
コンビニで働くデメリット1.店舗によっては客層の質が低い
「あのコンビニ強盗が入ったんだってよ」
と一度は聞いたことがあると思います。
僕がアルバイトをしていた時は、そういった事件に遭遇したことはありませんが、やはり強盗に入りやすいお店は質が悪いです。そして、質が悪いコンビニは客層の質も悪くなりがちです。
・店員に対して横柄な態度をとる
・お金を投げる
・レシートや商品を渡すとき強引にとっていく
接客業であれば一度は体験することですし、しょうがないと割り切っていましたが、どうしようもなく悔しく腹が立つ時もあります。
コンビニで働くデメリット2. 仕事が幅広くある
近年、コンビニでできる事がどんどん増えています。
チケット購入
通販物品の受け渡し
自賠責保険
宅配便
お客様の立場からすればとても便利な話ですよね。しかし、その手続きを行うのは、店員です。
「こんなに覚えることあるの…」
と何度も思いました。まだ若かったので良かったですが、店長や昼勤スタッフは年配者もいたので相当苦しんでいましたね。便利すぎるのも…どうかなと感じた2年間でした。
最後に
2年働いて僕が感じたコンビニバイトのメリット・デメリットをあげてみました。僕は学生からフリーター時代にたくさんのアルバイトを経験しました。居酒屋・パチンコ店員・発達障害児の支援・喫茶店・ラーメン屋・スーパー。
その中でもコンビニ店員はやって良かったと思う仕事です。2年続いたのもこれだけですね。今は社会人になり辞めてしまいましたが、月に3日くらいならアルバイトしたいと思うことがあります(笑)
主観が入った記事ではありますが、コンビニアルバイト希望の方の参考になれば幸いです。