はじめまして、元キャバクラ嬢の麗奈（レイナ）です。わたしが20～23歳までの３年間、お店にお世話になって素晴らしい人生経験を積んだお話です。わたしにはこの仕事が向いていたのかもしれません。
なぜキャバクラ嬢を選んだのか？
先に働きはじめた友人から「紹介料金が入るから３ヶ月間だけ働いて～💦」とお願いされて、別の友人と二人で体験入店したのがきっかけです。
入店したはいいものの右も左も分からず困ったのを覚えています。私の体験が今後「キャバクラで働きたい！」って思っている女の子の助けになればと思います。
キャバクラ譲をはじめるには？
稼ぐ前にお金が必要？
やはりキャバクラ嬢ですから、衣装代メイク代は半端なくかかりました。月6万円くらいですね。衣装はお店では店服というのがあって１日千円でレンタルできました。
でも、指名してくれるお客様は衣装も楽しみにしていましたので、同じ服を短いスパンで何回も着回す訳にもいかず…。自前の衣装を用意することになったのですが、1着1万円前後します。それを５、6着で着まわします。
それにショールや靴、アクセサリー等の小物も合わせるから、月3万円ぐらいかかりました。毎日キレイにメイクもするし、ヘアメイクやネイルもちゃんとしないといけないから、これも月に3万円ぐらいかかりました。
接客を身につける
接客に必要最低限なのは５つです。いちばん大事なのはお客様とのお話です。初めから上手くできる人もいれば、全然ダメだったのに上手くなっていく人もいます。最初はヘルプから入って、先輩キャバ嬢を真似するところから始まります。
- お店に初めていらしたお客様か、常連さんかを見分ける
- お酒をつくる
- タバコに火をつける
- お話をする
キャバクラ嬢の給料はどうか？
初めは全く指名が取れません。週6×5時間働いて月20～30万円でした。指名がある程度とれると月50万円くらいはもらえましたね。
ちなみに、ナンバーワンになった時は、月800万円でした。自分でもびっくり！
キャバクラ嬢は残業は多い？
お客様をつなぎとめるために、お店以外の残業も大事です。
よく営業電話やメールって聞きますよね？よくキャバ嬢がスマホをピコピコしていると思います。わたしはこちらから連絡しない代わりに、お客様からの連絡を24時間体制でとっていました。
お客様はわたしと話をしたくて連絡をくれるわけじゃないですか。何か嬉しいことや悲しいことがあったのかもしれません。そのサインをわたしは、見逃したくありませんでした。タイミングよくつかまることで、お客様のわたしへの好感度が上がったのかもしれません。お蔭で営業電話しなくても、店に行けばお客様が待っててくれるようになりました。
キャバクラ嬢の休日は？
月に８日くらいお休みをいただいていました。
休日は、疲れて家で寝溜めしていましたが、電話だけは取ってました。わたしは普段からアフターも行かないので、お客様からの休日のお誘いはありませんでした。
他の熱心なキャバ嬢は、お客様からのお誘いにちゃんと応えていましたね。
子育てとの両立は？
わたし個人の意見ですが、大変です！
私はナンバーワンの一番いい時にでき婚で辞めました。しかし旦那さんの借金があり、すぐまたお店に戻ったんですよ。でもまだ子供がてのかかる年頃だったので、昔のような仕事は出来なかったです。
体力も消耗しましたね。
仕事と子育てで、寝る時間が全く無かったのでキツかったです。
なぜわたしがナンバーワンになれたか？
わたし自身は、ナンバーワンになるのは、全く考えていませんでした。ただ、お仕事が楽しくて半年働いて気づいたら、ナンバー2になっていたんです。
わたしをそこまで育ててくださったのは、なんといってもお客様です。皆さんとっても紳士的でした！
「上目指すならもっといいドレス着ろ」とアドバイスして下さったり、いろいろなお話しを聞か下さいました。そのうちわたしは、しぐさや、言葉使い等お客様に相応しくなるようにだんだんと、意識するようになりました。
そんなふうに成長するわたしをお客様はあたたかい目で見守ってくださいました。わたしはお客様から教えていただいたことは素直に聞こうとしていたのです。
お客様は本当に優しいのです！実はわたしは、頭が回らなくなるのでお酒が飲めず、コーラいただいていました。「こんな気の抜けた炭酸を麗奈に飲ませられない」と、一時間に５分しかつかない私にまた新しいコーラが…それを何テーブルも。ありがたい話でした。
あとは、良く同伴、アフターと言われるものがありましたが、わたしは、時間がある時は、自分からご飯に誘い割り勘にしてもらい同伴はしていただきません。そうすると、自然に2、3日以内にお店に来ていただけます。
さいごに、お店の人とも仲良くできるよう気を配りました。お店の店長さんは、きちんと努力したら努力しただけ可愛がってくれました。女の子たちとも協力が必要です。わたしは自分がテーブルにつけない時には、ヘルプで助けてもらうことが多いので、いつもお礼はかかしませんでした。みんないい子たちで「麗奈さんのテーブルついてもいいですか」と声をかけてくれました。
キャバクラには付き物…女性同士のトラブル
キャバクラは女の子の職場ですからね。女の子同士のトラブルは多いです。
なるべく仲良くしていたんですが、トラブルは起きてしまうのです。私が体験したトラブルを一つご紹介します。それは一緒に体験入店した女の子によって引き起こされました。その子は頑張っても成績が伸び悩んでいました。私は友達ですから、お客様のお連れの方にも、第一に推薦していました。
ある日お客様から「〇〇ちゃんお客様と寝て指名取ってるよ」とわたしに報告してきました。その方だけではありません。他のお客様も皆さん同じ事言うんです。ちなみに寝取ったお客様はほぼわたしを指名してくれるお客様。
お店では当然禁止されていました。店長は「あいつクビな！明日きたら、ホール出させないで帰すから！」と怒っていました。お店、わたし、そして彼女と話し合いをしましたが、「あぁそうだよ」と開き直って辞めていきました。仲が良かった分だけショックでした…
最後に
かんたんにですがキャバクラ嬢についての説明をしました。お店によっても違うと思いますが、わたしの経験がお役立ちしたら嬉しいです。